高校の選び方、UBCへの進学
2016.11.23 Wed



いよいよ、本題。
(前の話はこちら

高校の選び方についての相談。
UBCの理系に進学したいということなので、その目標に向けて、という視点から書く。
高校の選び方、UBCへの進学
Aさんは、X国(英語国ではない)の、それもかなり特殊な状況にいる。
その場合、高校の選び方で大事なのは、
(1) 自分の志望大学への「出願資格」を得られること
(2) 高校生ならではの、さまざまな「体験」ができること の2つだ。
(3) 深い学習や知的刺激が得られることは、3番目に過ぎない。
(1)について:
ふつう、ほとんど問題にならない。
でも、特殊な状況の人は、目標地点側から確認した方がいい。
まず、大学ウエブサイトのUndergraduate Admissions Applying to UBC のところを、よく読む。それから、大学の公式Admissions Blogも、ざざっと読む。それでもわからない場合、Ask Me @UBC Formで質問するという手もある(リンクつけないけど、すぐ探せる)。
Admissions Blogの方でも質問できる(ただ、ここは、コメントで公開質問する形)。一般的な質問だったら聞きやすい。たぶん、Admissions Blogの方が返信は早いと思う。Ask Meの方は、メールフォームを送る形。ちょっと時間かかるかもしれないけれど、特殊事情を相談する場合、Ask Meの方が向いている気がする。
電話などで質問することもできるし、カナダのキャンパスまで来られるなら、In Personで質問することもできる(予約必要だけど、キャンパス・ツアーは毎日のようにある―Events や Info Sessionsなど)。Undergraduate Programs and Admissions のところにある Contact Us のところを見れば、いろいろな方法が、くわしく書かれてる。
(他の大学にも、同じようなのがある)
僕も高校時代、キャンパス・ツアーや Info Sessionなどに参加した。大学のリクルーターの人に会って質問したこともある。それでも、いざ出願するというとき、僕はハイスクール(中学高校一貫校)に5年通っていないので(BC州のハイスクールは、ふつう、Gr.8-12の5年間)、記入で迷うところがあった。Ask Meで質問したら、ちゃんと答えてもらえた。
(制度の大枠的な質問だったら、カナダ大使館主催の留学フェアでも、相談にのってもらえると思う)
(2)について:
「体験」は人それぞれ(だから、僕と同じことをしようとする必要は全くない)。
ただ、忘れちゃいけないのは、
UBCは、「勉強ができるだけでは、合格できない」ってこと(もちろん勉強がよくできることは前提)。
(UBCだけじゃなくて、多くのアメリカの大学もそうらしい。それと、カナダの大学でもビジネス系はたいていそうだと聞く)
すごくがんばって達成したことや、困難に挑み打ち勝ったことや、さまざまな体験を通して学んだことなどが、総合的に評価の対象になる。
大学ウエブサイトのココ

Personal Profile Scoreが低かったら、どんなに成績が良くてもダメ。Personal Profileでは、「君は、どんな人なの?」「どんなことをしてきたの?」「どんなところがユニークなの?」「どういうチャレンジをしてきたの?」「どういうところがスゴイの?」ということを明らかにする。肩書リストとはちがう。実際に、「どんなことを、どれくらい、やってきたのか」「どうやって困難に打ち勝ってきたのか」ってことが大事。内容を具体的に書く。
「君はどんな人?」っていう質問に答えるわけだから、1回とか1年とかの話じゃなくて、何年か継続してやってきたことやその成果を書かないといけない。
僕の場合(僕の本も読んでくれるとうれしい)
年は14歳だったけど、出願当時で、ピアノを11年、空手を9年やってた(アシスタント・インストラクターも長くやってた)のと、高校の生徒会活動は、2年連続やってた。Gr. 12のときは生徒会役員に立候補して当選。町の図書館のStudent Councilでの高校生ボランティア活動も、2年連続やってた(町のシニアにコンピューターの使い方を教えたり、小学生のメンターになったりなど)。それと、環境保護のクラブ活動を高校の中と外とで継続してやってて、新聞の取材を受けたりもしてた。
ギフティッド登録のほか、数学コンテストの結果や英語テストなどによる飛び級、それから、高校から「学校代表に選んでもらえた」ので、CFRIのMini Med School に行かせてもらえたってこともあった(その年は、糖尿病についての最先端研究について学ぶというテーマだった)。
また、町の子ども達のために、日本語を教えるイベントを自分で開催したりってこともしてた。交渉して場所を借りたり、ポスターを作って町のあちこちで宣伝したり、手伝ってくれるボランティアを探したりもした。ボランティアの子にも日本語を教えた。テキストも作った。
カナダでは、Well Roundedっていうのが高く評価される。だから、芸術・スポーツ・ボランティア活動・リーダーシップ経験・コミュニティ・サービス・何かをクリエイトしたりオーガナイズした経験・いろいろな人との交わりなど、さまざまなことを継続してやってきているってことが、望ましい。働いた経験を書く人も多いみたいだ。長い間がんばり、その結果、責任あるポジションにつくことができ、いろいろ苦労しながらその責任を果たしてきたっていうのは、とても良いイメージ。
それから、分野は数学・物理・化学でも音楽でも何でもいいんだけれど、コンテストで優勝したり、どこか人とちがうユニークな体験があったりするといい。そういえば大学の先輩に、理系なんだけど、高校時代からラテン語完璧!って人がいる。ハバの広さも大事なのかもしれない。
「体験」は、高校でも得られるし、高校の外でも得られる。どちらか一つではなく、両方あるといい。
そういう体験ができる学校でなければ絶対にダメ、という話ではない。ただ、学校はある程度長い時間を過ごす場所だから、生徒会活動やクラブ活動などで、勉強以外の何らかの「体験」ができるか、あるいは、学校外での「体験の後押し」をしてくれるところだと、理想的だ。
でも、もし、それほど理想的な環境じゃない場合、学校の中や外に、そういう場所を「自分で作り出す」っていう発想を持てばいい。
たとえば、僕の高校に、以前は、天文部というのがなかった。で、ある先輩がそれを作った。今も続いている。それってすごいことだ。何か新しいものを作り出し、それが、みんなのためにもなるっていうのは、すばらしい。
あるいは、学校を代表して、外で何かするっていうのも、いい。学校代表としてスピーチ・コンテストに出場するとか。もし、自分の学校に、スピーチ・コンテスト出場の前例がなかったら、作ればいい。自分から先生に提案する(僕だったら、そういうことを許してくれる自由な校風の学校を選ぶ)。
(3)について:
さて、最後になったが、深い勉強や知的刺激の話。
これは、学校で得られない場合でも、自分で求めていくこともできるんじゃないかな。
特に高校レベルは、教材も入手しやすいし、ネットもある。やる気さえあれば、自分でドンドン学べる。学校の宿題をこなすのだけが勉強というわけではない。たとえば、前にブログで紹介したけど、CourseraなどのMOOCのウエブサイトがあるし。英語さえできれば、家にいながらにして、好きな分野の勉強が好きなだけできる。ほとんどお金はかからない。
とはいうものの、学校での勉強がちょうどいい感じに難しく、歯ごたえのある課題にチャレンジできるっていうなら、ムダがない。それに、指導力のある熱心な先生がいれば、ぐんぐん力がつく。そのうえ、まわりに競い合うライバルがいれば完ぺきだ。
でも、そういったことは、(1)(2)が満たされていることが前提。
じゃあ、「(1)(2)は満たされるけれど、勉強面でレベルのあまり高くない学校」へ転校した方がいいのか?今の学校で(1)(2)がどうにもならないのなら、まあ、そういうことになる。その結果、ナマケテしまうかは・・・性格次第。引きずられると思うならよくないかも。でもマイペースをつらぬけるタイプなら、どこだっていい。
ラクな高校だと大学進学後が心配という意味なら、高校時代に、自分で上乗せして勉強すればいいだけ。APをたくさんの科目でドンドンやっておけば、ちょっと予習になる。APは、自分で勝手に勉強することもできる。
新しい学校が心配なら、あらかじめ見学させてもらったり、その他いろいろな方法で調べるべきだと思う。もしあまりに良くないのであれば、それはやはりマイナスだろうから。
Aさんが僕に書いた英文メールのレベルの高さからすると、今の学校でも(1)(2)が何とかなるなら、その方がいい気もする・・・だから、難しい判断だ。
何かで条件を満たさない場合でも、カレッジ経由でUBCという方法もあるから、あきらめないこと。
それと、高校での分野の話(少しでも特定をさけるため、あえて英単語は出さない)。
僕は、これは、あまり気にしなくていいと思う。将来、大学で、理系の中のどの分野を専門にするにせよ、UBCサイエンスの場合、1年のときに、英語の他、物理・化学・生物・数学と全部やるのがふつう。
たとえば、大学で物理を専門にするつもりがなくても、高校で物理をガリガリやっておくのも悪くない。高校レベルの物理・化学でつまづいてたら、UBCサイエンスの大学1年は、サバイバルできん。
そういう意味では、「レベルの高い高校」でしっかり勉強した方がいいとも言える。でも、じゃあ、「レベルのあまり高くない学校」は絶対にダメかというと、そうとも言えない。自由な校風であれば、自分で上乗せして勉強すればいいだけだから。
ある程度調べたうえで、それでも迷ったら、最終的には、自分の性格で決めるのがいいと思う。
少しでも役に立ったら、うれしいです。

クリック、どうぞよろしくお願いします!









Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(1) | Trackback(-)
相談・質問について、英文メール・高校の選び方
2016.11.19 Sat



相談・質問について



英文メール・高校の選び方
X国に住むブログ読者Aさん(子ども)から、長文メールをもらった。とても悩んでいるようなので何とかしてあげたいとは思う。でも、僕の方はプライベートな形で相談にのることができない。そこで、いつものように、特定につながらないよう細心の注意を払いながら、ここで返信する。一部ボカして書く。類似の質問をもらったこともあるので、もしかしたら、他の読者さんにも少し役に立つかもしれない。
Aさん:
・このブログの読者
・子ども(年齢・学年・性別・学校名など、全て伏せる)
・日本人
・X国在住(英語国ではない)
・将来、UBCの理系に進学したい
ちなみに、そのメールは英語で書かれていた。僕の感想:
・素晴らしく良く書けている

・英文メールの書き方(構成)を完全にマスターしている。
(「英文メールの書き方」についてもブログに書きたいところだけれど、トピックがドンドンずれるので、やめておく)
・若さを感じる表現・単語選び。大人の書く英文とはちがう。
・「英語人の文化」を完全に身につけている。
・・・というか、「君、英語ネイティブだよね?」というレベル。
英語力そのものは、英語国以外でも身につけられると思う。でも文化面は、たぶん、けっこう難しい。「英語国で育った子どもならではの文化」っていうのがある。そういう面でも、違和感なく読めた。カナダ在住の英語母国語カナダ人ハイスクール生徒からのメールと区別がつかない。文化的にも英語人が書いたメールって感じた。
それと、Aさんは、
・気づかいができて、努力家で、積極的な性格。知的レベルがとても高い。状況を分析する力、論理的思考力があり、好奇心も旺盛。
・そして何よりも、「自分で考えて、道なき道を切り開いていくぞ!」っていう心構えがある。
・こういうメールが書けるってことは、相当高いレベルの英文エッセイを書く力もあるってことだ。
複数言語できるみたいだし、どの国の大学に進むか、もしかしたら、まだ迷うときがあるかもしれない。でも君は、英語国の大学に向いているって思ったよ

さて、ここから本題:
・基本、高校の選び方についての相談だった。
今の段階では、UBCの理系に進学したいということなので、それを目標とした場合、
という視点から書く。
(つづく)


クリックもらえると、すごくうれしいです!









Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(0) | Trackback(-)
カナダの大学(3)-合格のしやすさ―質問への回答
2016.01.25 Mon






(質問) カナダの高校に留学しました。 (a) トロント大学に進学するには、成績など平均いくらあればいいのでしょうか? (b) ボランティア(社会貢献)や課外活動は具体的にどのような活動をしていたのか教えてもらえますか? (c) トロント大学・UBC・マギル大学で、合格しやすさに、ちがいはありますか? |
(a)について

(b)について




(c)について ―カナダ・トップ3―
McGill University(マギル大学), University of British Columbia(UBC), University of Toronto(トロント大学)
![]() |


マギルは、とにかく、とにかく、高得点!が必要。カナダで一番高い点数を要求するのがマギル。合否は点数で決まった。僕の知り合いに、総合的にとても優秀で、英語もフランス語もぺらぺらで、マギルにとても行きたかったんだけど、点数が足りなくて残念って人がいた。マギルの場合、(「僕がアプライした年」「カナダの高校から」「サイエンスに行く場合」の話だけど)、課外活動・社会貢献は、合否を決めるための評価の対象ではなかった。ただ、(マギルも、その他のどこでも)、スカラシップをもらうには、良い成績に加えて+さまざまな体験+リーダーシップ経験+ たくさんのエッセイ書き+レファレンス・レターが必要だった。(僕の場合、高校の校長先生や、何人かの先生が、推薦人になってくださり、また、推薦状も書いてもらえた。)



The values listed below are the lowest grades used for admission for September 2015; grades that are equal to or better than those listed do not guarantee admission for September 2016.

http://www.mcgill.ca/applying/how-we-make-decisions/minimum-grades-used-admission-previous-years/canada
(Science, Biological, Biomedical and Life Sciences のところを見ると、Top 5 (5科目)が93% それからそのほか満たさないといけない条件が書いてある)
UBCは全部の学部でBroad-based admissionsになってて、合否は、点数だけでは決まらない。UBC applicants need more than just gradesと言われている(アメリカの人気大学も、たぶん、こういうやり方なんじゃないかと思う)。合格に高い点数が必要なのは当然だけど、それに加えて、課外活動・社会貢献やコンテスト結果などもふくめて総合評価。リーダーシップ力の高い学生が求められている気がする。だから、学校成績やプロビンシャル・イグザム(州の統一試験)でどんなに高い点数でも、ふたをあけるまで結果が予想できない。

The ranges below are not minima but recommended ranges to be considered for admission. Some programs may require higher averages than the ranges stated below.

http://you.ubc.ca/admissions/canadian-highschools/required-grades/
(Scienceのところを見ると、mid to high 80s って書いてる)

トロントは、「僕がアプライした年」「カナダの高校から」「サイエンスに行く場合」の話だけど、課外活動・社会貢献は、合否を決めるための評価の対象ではなかったし、合格最低点も、カナダトップ3の中で一番低かった(上の方の学生はトップ3のどこも変わらないと思うけど、少し下の方までハバ広く受け入れてくれる感じ:学生の人数が多いからかもしれない)。(日本の高校から入る場合はちがうのかもしれないけれど、少なくとも、カナダの高校から入る場合)、トロントは国際的評価や研究レベルがとても高い一方、点数が少し低くても、合格のチャンスを得やすい。だから、もし、マギルに合格するほど「ものすごく高い点数」ではないとか、UBCに合格するほど「高い点数+たくさんの課外活動・社会貢献+リーダーシップ経験+良いコンテスト結果など」がないという場合でも、トロントはチャンスをくれるかもしれない。


Please note that admission grade ranges are approximate, and can change from one year to the next. To be competitive for admission we recommend students have a minimum average of 80 per cent.

http://www.artsci.utoronto.ca/futurestudents/admissions/guidance/grades
(Life Sciencesのところを見ると、low to mid 80sって書いてある。)
BusinessやCommerceをねらう場合(僕がアプライしたサイエンスじゃないので、実体験じゃなくて、友だちから聞いた話)
UBC以外のカナダのたくさんの大学が、Broad-based admissionsにしてて、Supplemental Application Formが必要(成績に加えて、課外活動というか、いろいろなリーダーシップ経験が必要)だと聞いた。SFUも、トロントもそうだったと思う。興味ある人は、自分で大学のウエブサイトを調べてみてください。Business や Commerceの場合、コミュニケーション力やリーダーシップ力が大事。だから、課外活動も、リーダーシップ力や、コミュニケーション力、ビジネスの世界への情熱をうったえるようなものを中心にがんばるといい。そういう力をつけることが、将来にもつながるってことなんだと思う。
カナダの他の大学
上に書いた、いわゆるカナダ・トップ3のほかに、カナダにどんな大学があるか、ちょっとだけ紹介。
上の3つの大学のほか僕がアプライ・合格したSFU(Simon Fraser University)とUVic(University of Victoria)。どちらもすばらしい大学。SFUは、Maclean'sのランキングComprehensive部門でたいてい毎年カナダ1位。UVicは、カナダ2位か3位。1位だったこともある。(どちらも、学生の人数が上の3つの大学より少なく、スカラシップなどをふくめ大学全体に温かみがあり、学生からの満足度も高い大学と聞く。僕の高校時代のクラスメートや知り合いの中にも、この2つの大学から大きなスカラシップをもらい進学した人たちがいる)。
それと、僕はアプライしなかったけど、University of Waterloo、University of Alberta、McMaster University、Queen’s Universityなども、とても有名で高い評価を得ている大学。僕のカナダでのおじさんみたいな人は、U of A (University of Alberta)とWaterloo (University of Waterloo)でPh.Dをとり、McGill Universityでマスターをとり、カナダ政府で働いている。全部スカラシップだったみたい。Waterlooは、2016年Maclean'sのランキング、Comprehensive部門のカナダ2位。
Waterlooは、特にコンピューター・サイエンスや数学などの分野で有名(この分野でカナダ・トップとよく言われる)・世界的評価も高い(カナダの大学からマイクロソフト社に入社する場合、Waterlooから行くことが多いらしい。ビル・ゲイツがスカウトに来るってうわさも)。結局、僕はアプライしなかったんだけれど、かなり興味のあった大学。Waterlooが出してる数学問題集を使ったことあったし。ウエブサイトをのぞいたこともある。アプライする場合、どうしてWaterlooに来たいのかなど、いろいろくわしくこたえる形になってた。「どうしてもWaterlooで勉強したい!」という学生を合格させようとしているって感じた。高3のとき、リクルーターの方にも会った。ものすごく感じ良かった。最近は、コンピューター・サイエンスや数学以外の分野(たとえば生物系の分野など)にも、かなり力を入れているらしい。


成績が足りなかったり、条件を満たしてなくて合格できない場合でも、あきらめる必要はない!



















(高校を出てから高校時代の成績を良くする方法。高校卒業に失敗した場合でも使える。それと、高校時代の成績が悪い場合だけじゃなくて、自分の入りたい大学・学部のPrerequisite Coursesをやってなかった場合にそれを満たすためにも使える―足りないコースが1つくらいだったら、サマースクールに行ってそれを満たすという方法もある。実際、そうやってた人を知ってる。)
(A)Upgradingには2つ方法があって、ひとつは、地元のSchool DistrictがオファーしているContinuing Education (大人向けの教育:18歳から大人)に入り、高校を卒業したり、成績を良くしたり、足りない単位を取ったりして、それから大学やカレッジにアプライするという方法。あるSchool DistrictのWho Can Enroll?のところを見てみたら、”Our classes are intended to serve adults. People who are 17 years and older may register for Continuing Education courses.”って書かれてた。17歳以上ならいいみたい。ただ、僕のまわりでこの方法で成績を良くして大学へ入った人はみなカナダ人だったので、international studentsもできる方法なのかどうかは知らない。Q&Aには特に条件は書いてなかった。
(B)Upgradingのもうひとつの方法は、School Districtがオファーするコースじゃなくて、カレッジや大学(public post-secondary)などで、Adult Upgrading Programを受ける (高校単位のUpgradingをする)方法。
If you do not have the right high school courses or need to raise your grades to enter a university program, you may need to look into upgrading options. たとえば




カレッジからのトランスファーとか、高校時代の成績のUpgradingがあることでもわかるように、カナダはやり直しがきくというか、自分のペースで好きに進めばいい社会。だからなのか、カナダの大学は、僕みたいな若いのだけじゃなくて、年をとってから入学する人もけっこう多い。去年の秋、65歳で、UBCの1年生として入学した人もいて、話題になってた。

Gap yearをとってあちこち旅行をしてから大学へ入ったり、しばらく働いて学費を稼いでから大学へ入ったり、長い間全然別のことをしててそれから大学へ入るっていうことなど、よくある。大学に入ってからも、とちゅうで休んで他の国へ行ったり、働いたりしてからまた大学へ戻ってくるというケースもある。フルタイムの学生のほかに、パートタイムの学生もいる。みんな、それぞれのペースで、いろいろ好きにやってる。

クリックもらえると、すごくうれしいです!









Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(4) | Trackback(-)
高校時代の課外活動-カナダの大学(2)-質問への回答
2016.01.18 Mon





高校時代の課外活動
カナダの大学(2)-質問への回答

カナダの高校に留学している人たちからの質問。

(質問) カナダの高校に留学しました。 (a) トロント大学に進学するには、成績など平均いくらあればいいのでしょうか? (b) ボランティア(社会貢献)や課外活動は具体的にどのような活動をしていたのか教えてもらえますか? (c) トロント大学・UBC・マギル大学で、合格しやすさに、ちがいはありますか? |
(a)については、こちら

(b)についても、まずこちらから

(一般的なこと・前提の話を書いてあります)

リーダーシップ、コミュニティ・サービス、スポーツ、芸術など、いろいろチャレンジすると良いと思う。よゆうがあればアカデミック面の(学校外での)チャレンジも。
(b)について (つづき)

学校では、高2から生徒会(Student Council)に入り、高3のとき、選挙で選ばれ、Executive Committee メンバーに。生徒会役員として生徒会活動。クラフト・フェアやいろいろなイベントをやってFundraising。みんなで集めたお金は、学校を作るための一部としてもらうため、ガーナへ送った。それと、Eco Action部での活動。そのほか、数学の先生の助手(Student Aide)として、毎週4コマ、Grade 8や、時にはGrade 10の生徒たちに数学を教えた。



市の図書館では、高校2年からStudent Library Councilのメンバー。会議に出て、図書館の先生や他のメンバーたちと、市の図書館イベントを企画したり、小学生のメンターになり英語の本読み指導をしたり、シニアの方にコンピューターやケイタイの使い方を教えたりなど。(そのころ、市の図書館で、お金をもらって働くバイトもしようとしたんだけれど、13歳だったからなのか、やとってもらえなかった。


それから、地元の小学生に日本語を教えるイベントを何回か企画してやったり、高校生たちに日本語を教えたり。
スポーツはいろいろやったけど、一番力を入れたのは空手。アプライした段階で空手を9年やってた(アシスタント・インストラクターとして5年)。
ピアノは、アプライしたときで11年やってて、学校でカナダ国歌の伴奏をしたり、年に2回、教会でみんなでリサイタルをしてきたなど。
それと、環境保護のNPOに入り、タウン・フェスティバルのYouth部門のイベントを、Youthリーダーの一人として企画・実行した。
アカデミック面では、高校から選ばれて、Mini Med School(ミニ・メッド・スクール)に送られた(カナダのあちこちの大学教授たちから、糖尿病の最先端の研究について教えてもらう2か月弱のプログラムー高校代表なので、生徒側は費用を払わなくていい)。


»»»大学との関係«««

(大学・学部のウエブサイトなどを見れば、すぐにわかる―Admissions のところを見ればいい。How to Applyとか。高校から入る場合、Admission from High School とか、High School Applicantsとかのところ。Broad based admissions とあったら、課外活動を重視しているのは明らかだし、Supplemental application form required と書いてあったら、何か、他に書かなきゃいけないものがあるんだなってわかる。ウエブサイトは、Applicantsのグループごとに、つまり、高校から入る場合・カレッジからトランスファーする場合・別のプロビンスからくる場合・海外から来る場合などで場合分けされているから、まちがえたところを見ないようにしなきゃいけない。それと、同じ大学でも学部によってちがったりするから、注意が必要ーたとえば、サイエンスでは課外活動を見ない大学でも、ビジネスだと課外活動を重視するとか。)

アプライする直前の1年だけじゃなくて、だいたい5年くらい前のものからチェックされた。ボランティア活動をして新聞などに取り上げられたり(僕も、タウン・フェスティバルのYouth部門の活動や、病気の子どもにお金を送るためのFundraisingイベントなどで新聞にのったことが何回かある)、コンテストで良い結果を出したりといったこともプラスになると思う(どんな賞を受賞したかを書く欄があった―いろいろ書いた)。課外活動は何かを1回だけやるというのではなく、何年も継続していること(少なくとも2年とか、できれば3年以上)、つまり、いつも活動的にしていることが大事。何年何月から始めて、何年何月までやったのかを書く欄があったから。それと、リーダーシップ、コミュニティ・サービス、スポーツ、芸術、アカデミック面などのように種類を分けて書くようになってた。それぞれ何かしらあるといい。でも、一部欠けていたとしても、他で補えればいいんだと思う(全部がなくても、合格してた人がいる気がする)。学校レベルだけじゃなくて、ディストリクト・レベルや、ナショナル・レベル(あるいは、インターナショナル・レベル)の活動をしていると評価が高くなると思う。レファレンスもいる。
Personal Profileを書く。それと、エッセイというか、Personal Statement というか、Statement of Purpose や、その他、ちょっとしたライティングが必要になることも。そういうとき、「課外活動」の「体験」がたくさんあると、それらをネタにできるから、書くのに困らない。いろいろやってて良かったって思った。(肩書の数を増やせばいいってもんじゃない。「体験」こそが重要。)
大学側は、「その人が、どういう人なのか」を知ろうとしている。だから、「〇〇のボランティアをやらなきゃダメ」という決まった話じゃなくて、何をやってもいい。自分の興味にしたがい、やりたいことに積極的にかかわっていけばいい。「



病院で車いすを押すボランティアをしていたり(歯医者さんになりたいって言ってた)、Scouts Canadaの活動をしていたり、教会で小学生のめんどうをみるボランティアをしていたり、高校だけじゃなくてSchool District全体の生徒会活動をしていたり、地元の子どもたちにサッカーやバスケットボールを教えていたり、サイエンス・ワールド(科学館)で学生ボランティアをしたり、南米やアフリカに行き、こまってる人達を助けたり・・・。人によって、いろいろ。
あえて、共通点をあげるとすると、多くの高校生は(僕もふくめて)、Fundraisingをして、こまっている人にお金を送ったりの経験は、たぶん、何かしらやってると思う。それに加えて、いろいろやってる感じ。将来、進みたい分野と関係する課外活動をするというのも、とても自然だし、良いといえる。ただ、進む分野を、はっきりとは決められないときは(それは、よくあることだと思う)、興味がもてるものなら、なんにでも、チャンレジしていけばいいと思う。僕も、いろいろな分野にチャレンジしました。



つづきは、こちら。

クリックもらえると、すごくうれしいです!









Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(0) | Trackback(-)
質問への回答(その2)
2016.01.11 Mon



質問への回答(その2)

(質問はプライバシー部分などカットして、短くまとめてあります)
説明:
IB= International Baccalaureate(国際バカロレア)。AP(Advanced Placement:アメリカ系)とはちがうけど、どちらも高校時代に大学1年レベルまでやれるシステム。カナダには両方ある。APやIBの最終試験で良い成績を取ると、大学1年の科目をスキップできる場合がある。IBにはSLとHLがある(SL=Standard Level、HL=Higher Level)。つまり、質問者さんは、難しい物理を勉強しているってことです。

僕は、IBやってないから(IBの高校じゃなかった)、具体的には分からない。でも大学1年物理は終えているので、思うことを書いてみます。
高校や大学1年レベルの場合、「物理ができる人は、数学もできる」。高校時代に、ある先輩から「物理が全然わからん。助けてくれ!」って言われて教えたことがある。いっしょに問題を解いてて気づいたんだけど、その先輩は、前提となってる高校数学が分かってなくて混乱してた。質問者さんも、高校数学の前に、「中学数学が得意でなかった」とのことなので、数学でつまづいている可能性があると思う。
それと、物理を英語で勉強している場合、(英語は、苦労してない人みたいだし)、日本語の高校物理のウエブサイトよりも、英語のIB用物理のものを使って勉強した方が、ぴったりあってて、わかりやすいんじゃないかな。
(つけたし)

物理や数学は、わかるところまでもどり、そこから積み上げていくしかない。
でも、どこからわからないかも、わからないという場合(僕が質問を受けた高校時代の先輩がそうだった)、高校の物理の先生のところへ行って相談するのがいいと思う。「なんとなく、わからない」と言うんじゃなくて、わからない問題を持って行き、解き方を聞く。遠慮しないで、わかるまで質問する。そうすると、先生の方でも、「ああ、この生徒は、ここからわかってないんだな」ってことが、わかる。そのとき、すかさず何をやったらいいのかを具体的に聞く。復習する。これを、くりかえす。
分野的にあまり得意じゃないのに、どうしてもそちらに進みたい場合(そういうのも、もちろん、ありだ!)、人よりたくさん努力する必要があると思う。


クリックもらえると、すごくうれしいです!









Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(0) | Trackback(-)
カナダの大学(1)-質問への回答
2016.01.07 Thu



カナダの大学(1)-質問への回答
冬休みが終わった。



カナダの高校に留学している人たちから、「カナダのトップ大学に合格するには何点あればいいですか?」という質問をよく受ける。たとえば下の質問など。おそくなったけど、ここで一般的な形にして回答します。

(ちょっと長くなるので、何回かに分けて、書きます)
![]() だから、僕がアプライした「年」、アプライした「学部」(Science)、「カナダの高校からカナダの大学にアプライ」、「僕の住んでいたプロビンス」などが前提になってる。僕の話を参考にするときは、この点、ご注意ください。 |
(質問) カナダの高校に留学しました。 (a) トロント大学に進学するには、成績など平均いくらあればいいのでしょうか? (b) ボランティア(社会貢献)や課外活動は具体的にどのような活動をしていたのか教えてもらえますか? (c) トロント大学・UBC・マギル大学で、合格しやすさに、ちがいはありますか? |
(a)について
カナダの大学は、たいてい、前の年の合格最低点数、あるいは、毎年のだいたいのレベルを、学部ごとに大学ウエブサイトで公表しています。それを見ると、正確なことがわかる。年によって数字が変わるので、数字はそれぞれの大学のウエブサイトで新しいものを見てください。僕がアプライした年、トロント大学は、もっとくわしい情報(合格者の成績分布図)も開示してた。
あと、トロントと一言でまとめて言うことはできないです。学部のちがいはもちろん、そもそも、どのキャンパスかでも、ちがう(トロントは3つあったと思う)。まずは英語で、大学のウエブサイトなどを調べてみることが大事。
でも、だいたいのイメージとして、たとえば、これ、参考になると思う。


それと、高校のカウンセラーの先生(進路指導の専門の先生)に相談するといいです。いろいろなことを、くわしく教えてくれると思う。
(b)について
僕が高校時代にやった課外活動については、このブログ(中学・高校、「大学」に向けて、カナダでバイリンガル生活のカテゴリなどに少しずつ)と、僕の本の中に書いてある。あと、ここにも少しまとめてあるので、どうぞ。

(ブログのあちこちに書いたことだけど)、カナダでは、well-roundedが大事。
リーダーシップ、コミュニティ・サービス、スポーツ、芸術など、さまざまなことにチャレンジするのが良いと思う。僕も、勉強50パーセント、課外活動(Extracurricular activities)50パーセントというくらいの力配分で、いろいろなことにチャレンジしました。






クリックもらえると、すごくうれしいです!









Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(0) | Trackback(-)
大学の選び方(質問への回答)
2015.05.06 Wed



大学の選び方(質問への回答)
公開コメントで、カナダの大学の選び方などについて、質問をいただきました。
「A大学とB大学の○○学部に合格したけれど、どちらへ行くのが良いと思うか?」という質問です。
(プライベートな情報も入っていると思ったので質問をアップしていませんが、答えられる範囲で、回答だけしようと思います。)
難しい質問です。
カナダの場合(というか、北米全体に通じる話かもしれないけれど)、けっこう、人によって、大学の選び方が違う。つまり、A大学を選ぶ人もいるし、B大学を選ぶ人もいる。大学を選ぶときに、絶対的な基準っていうのがあるわけじゃなくて、人によって、いろいろ考えがちがいます。
僕も、去年、5つの大学(UBC、マギル、トロント、SFU、ビクトリア)に合格したとき、いろいろ悩みました。
僕の場合、UBCとトロントは、サイエンス・ワン(UBC)やトリニティ・ワン(トロント)を選ぶかっていうこともあったし(前、ブログに書きました)、トロントのハリー・ポッターの世界みたいな建物やカレッジ制(オックスフォードやケンブリッジみたいなカレッジ制)にも興味があった。マギルには、長い歴史と伝統を持つ大学(カナダ最多のノーベル賞受賞者とRhodes Scholarsを出した)への憧れ感があったし、フランス語圏への興味もあった。SFUはメンターになってくれると言ってくださった、ある分野でトップを走っている教授がいらっしゃっる上、いろいろと条件も良く、とても魅力を感じていたし、ビクトリアは少人数で学生の満足度がとても高い大学だと良い評判を先輩から聞いていたし。
だから、かなり迷った。
最終的に、UBC(Science)を選んだ。
理由は、とても親身になってくださる教授がいらしたこと、ライフ・サイエンスの世界ランキングがカナダ一位だったこと、有給のリサーチ・アシスタント(RA)の仕事のオファーをいただいたこと、返済不要の奨学金とRAの仕事を合わせると一番多額のオファーをいただいたこと、当時14歳だった僕が、親とは別のプロビンス(州)で暮らすという決断をしなくてすむことなどなど、いろいろなことを総合的に考えて決めた。
今、自分の大学に、とても満足しています。

去年のこと、思い出してみると:

よくあった意見としては、
A 「この5つなら、どこでもいいよ。どれもいい大学だ。あとは自分次第。」とか、

B 「一番たくさん、お金(学費)をくれる大学へ行くのがいいよ。僕も、そうしたよ。」とか、

C 「家から通える大学へ行くのがいいんじゃない?」とか、

D 「やっぱり、西の方の大学がいいんじゃない?何といっても、天候がいいよ。」とか、

E 「北米は、やっぱり、東の方の大学がいいんじゃない?」とか、

F 「あまり、規模が大きくない大学に行くのが、いいと思うよ。」とか。
なかには、
G 「もし物理をやりたいなら、○○大学がいいんじゃない?××の施設があるから」とか、
H 「フランス語もできるなら、○○大学がおススメだよ。」という意見もありましたが、
全体に、カナダ人感覚としては、
I 「どれも、いいよ!」




ただ、みんなそれぞれ、自分の卒業大学には、誇りを感じていて、満足しているようでした。
といっても、家族内で卒業大学が違うということも、よくあるわけで。だから、「どれも、いいよ!」的な意見になるのかもしれないです。
家族ぐるみで仲良くしている知り合いのケースで言うと、たとえば、
―お父さんは学部・大学院ともUBC(ビジネス)で、お母さんはトロント大。子供はビクトリア大とか、
―両親の卒業大学はカナダ外の大学で、大学院はUBC(教育)。子供は最初、Waterloo大(エンジニア)で学部・大学院(すごくいい大学です!)、アルバータ大(ここも、すごくいい大学です!)の大学院、その後、マギル大の大学院(ビジネス)というケースも。
(この人は、アメリカのMITにも合格したんだけれど、そっちをけって、カナダのWaterloo大に進学しました。)大学・大学院全部無料だったそうです。
そのほか、
―お父さんは学部・大学院ともマギルで、子供は西の大学というケースもありました。
かと思うと、
―家族みんな同じ大学(SFU)というケースもありました。
僕の高校の先輩やクラスメートの中には、
―親は西で暮らしているけれど、東の大学(マギル・トロント)や、ちょっと離れたビクトリア大に行ったという人達もいるし、
僕の大学のクラスメートの中には、
―親は東(オタワやトロント)で暮らしているけれど、西のUBCに来たという人もいるし。
本当に、いろいろです。
ただ・・・僕の高校の化学の先生(サイエンス・ヘッドの先生)は、
「お前の場合、UBCがベストだろ、UBCに行け!」って、はっきり言ってました。




わざわざ見たんじゃなくて、それぞれの大学について調べていたら、ひっかかってきた。匿名(とくめい)の掲示板だし、正しいことが書いてあるかどうかはわからないけれど、いろいろ、面白かったです。
質問者と同じように、「○○学部に行きたい場合、A大学とB大学、どちらを選ぶべきか」というような質問やたくさんの回答が出ていました。ひょっとしたら、参考になることが、書かれているかもしれません。ただ、情報が古い場合もあるし、不正確なこともあると思うので、それぞれの大学のウエブサイトで確認することが必要です。書かれた当時は正しかったことでも、大学側がいろいろ変更することもあるわけだし。

それらのちがいを押さえた上で、人に聞いたり、ウエブサイトなどでいろいろ調べたりして、決めたらいいと思います。どっちを選んでも、自分で選んだ答えが、正解だと思います。

以上、何かしら参考になればと思い、まとめてみました。
クリックもらえると、すごくうれしいです!








Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(3) | Trackback(-)
高校から大学へ向けての数学の勉強その他
2014.11.26 Wed



高校から大学にかけての数学の勉強その他
リベンジさんから次のコメントをいただきました。


大学生活をエンジョイなさっているようで、なによりです。ところで、お願いなのですが、以前のブログ記事で、「このことについては、後で書きます。」というような言い方で、終わっている記事がかなりあります。今も、お忙しいとは思いますが、できましたら、高校生活のことも書き加えていただきたいのですが。翔くんの本を買いましたので、そこに書かれていない内容だけでいいです。と、言いますのも、息子がカリフォルニアの8年生で、数学だけ、今、Precalculusを勉強しています。そういった子はこちらには多いと思うので、将来どんな機会があるのか、そのためにできる準備をしたいです。カナダの話でも、陸続きですし、結構参考になっています。

コメントありがとうございます。時間が足りなくて、書こうと思っているんだけれど書いてないこと、紹介しようと思っていて紹介できていないことなど、ものすご~~~~~くたくさんあります。すみません。

個別にお返事することは、ちょっと無理な状況なんですが、リベンジさんのように、知りたいことや状況などを公開メールで書いて頂けたら、(ああ、これを書いたらみんなの役に立つかも・・・って思えたら)、時間がとれたときに(すぐには、無理なんですが



8年生でPreCalculusとのこと。おめでとうございます。僕と似てますね。
数学は、英語(国語)より、ズンズン進みやすい科目なので(っていうか、あまりにスローペースで分かり切った問題ばかりやらされるのは、ツライというか、ものすごく悲しくなりますよね)、コンテスト数学などの、ちょっとヒネッた問題を楽しみつつ、教科書レベルはドンドン先へ進んだらいいと思います!中学生くらいで、高校数学や、大学数学をやることは、全く問題ないし、できる子にはそれくらいやらせてあげた方がいいと思います。ヒネッた問題はウ~ンウ~ンと考えるのが楽しいし、先へ進むのも新しいことを知る楽しみを味わえるので、どちらもいいことだと思います。
北米だけじゃなくて、日本にも、ドンドン先へ進める子(進みたい子)はたくさんいると思います。母さんから聞いた話だけど、母さんの同級生の中に、中3のころには、もう、日本の大学入試問題を楽々解いてた人がいたそうです。そういう人は、実は、けっこう多いんじゃないかなって僕は思ってます。ちなみにその人は、(飛び級がないから18歳になってから)東大理三に入り、今は、ある大学の教授で、いろいろな研究をしているそうです。中学生でも、トップ大学に合格できる実力のある生徒はたくさんいるんじゃないかって思います。

話をもどして、とりあえず、ポイントだけ書くと、
(1)教科書レベルは軽過ぎるだろうから、コンテスト用数学問題(ちょっとヒネッた問題)をウ~ンウ~ンと楽しんでやる。
(また、もし、場所的に参加できるのであれば、上の学年の

(2)教科書レベルの数学は、ドンドン先へ進む。
(3)Student AideやPeer Tutoringの経験を積んでおく。
(僕もやりました。特に、北米では、「人に教える」という経験をしておくことが、とても重要です。自分の勉強だけやってちゃダメで、やはり人の手助けをしてあげることが大事。僕が今やっているのは、RAだけど、大学2年で数学のTAをやってる先輩もいる。大学1年でRAは他に聞かないけど、大学2年でTAというのも、あまり聞かない話。TAやるとき、Student AideやPeer Tutoringの経験は役に立つと思う)。
(4)Calculusをサクサク終わらせて、AP(AB)、AP(BC)も終わらせる。
AP=Advanced Placement
(5)APは勉強するだけじゃなく、Examも受けて、5を取っておく。

(6)Coursera(無料)でピッタリな大学講義をとって好きに勉強する。数学だけじゃなくて、興味のおもむくままに、好きな講義を好きなだけ聴く。

(僕は、13歳のころ、高校の数学の先生に、大学の「数学」の講義を聞いてみるようにって言われて、Courseraをススメられた。それでのぞいてみたら、実にいろいろなコースがあることがわかった。で、結局、数学じゃなくて、アイビーリーグの大学の教授の「天文学」の講義をちょっと聴いたんだ。高校にはない科目で、興味をそそられたから。コースのとちゅうで、教授が東京に出張して、オフ会が東京で開かれるっていうメールが来た。そんなメールが来るくらいだから、実は、東京にいる人で、Courseraを聴いている人って、けっこう多いんじゃないかなって思った。ネットに接続できるなら、世界中のどこからでも、無料で、講義を受けられるっていうのが、スゴイ話だと思う。)
(東大はCourseraで、京大はedXでやってるって聞いたことがある。英語でやってると思う。)

そもそも、これって、何の話?という方は、こちらの日本語Wikiをどうぞ。

(7)僕はやったことないんだけれど、スタンフォード大学のコース(Stanford EPGY)も有名らしいです。これは、有料。ギフティッドの子供用。

(8)日本の大学の可能性も考えるなら、日本の通信教育教材などをやっておく
(9)物理の勉強を進める。物理と数学は両方好きという人も多いし、両方を専攻する人も結構いる。向いてるかもしれない。
(10)コンピューターサイエンスの勉強を進める。数学とコンピューターサイエンスの両方を専攻する人も結構いる。向いてるかもしれない。コンピューターの勉強はいずれにせよやっておくと良いと思う。
(13歳のころ、高校で、Business Computer Applications のコースを取って、Word、Excelに加え、PowerPoint、Publisher、Prezi、Photoshopなどを覚えた。大学では、自分の専門分野の勉強の他に、コンピューターサイエンスのコースも取るつもり。)
(11)物理、コンピューターサイエンスを、APまでやっておく。
(12)統計学の勉強を進める。数学と統計学の両方を勉強する人は多い。向いてるかもしれない。僕は、大学で統計学のコースも取ってみようと思ってる。
(13)もし化学も好きなら、化学にも手を広げて、APまでやっておく。
(14)ギフティッドの先生に相談する。
(15)何らかの方法で大学にコンタクトをとり(僕の場合、ギフティッドコースの先生や、教育委員会の先生や、大学側のリクルーターによって、つまり、複数のルートで、複数の大学教授にコンタクトできた)、大学の授業を実際に受けさせてもらうという手もある。
(僕は、13歳のときに、大学で物理のオナーズの講義を、14歳のときに、大学で哲学の講義を、聴かせてもらったことがある。それぞれ違う大学。物理はSpecial Relativity 特殊相対性理論のところだった。事前に、父さんに日本語で教えてもらったり、英語でYouTubeに出てる説明を聞いたりした。それから、自分でも、その範囲の大学の物理の教科書を読んで、勉強しておいた。そういった予習をしてから、大学の講義を聞いた。ある程度予習した方が理解できて楽しめる。)
(それと、教育委員会のギフティッド・プログラムから、僕をふくむ何人かのギフティッドが、ある大学へ遊びに行って、コンピューター・サイエンスの学生達からやってる研究を見せてもらったり、教授達から話を聞くという機会を得たこともある。エンジニアリングの学生もいたと思う。motion detectorがついてて、人間が手をふると、反応して、空を飛ぶ小型ロボットを学生達が作ったということで見せてもらった。クールだぜ!って思った。Undergraduateなのに、Co-opで働いているときに自分のアイディアで商品を作るにいたり、それが実際に発売されることになったという話も聞いた。スゲー!って思った。)
(16)英語(国語)や他の科目も先へ進めるようなら、学年飛び級を考えれば良いと思うけど、もし、数学だけが大好きということなら、数学をドンドン進めて、数学だけ、大学の講義を受けられないか、大学側に相談してみるっていう手もあると思う。
(カナダの場合、ほとんどの大学が公立大学なので、そういうことは、一般的には、難しい。でも、アメリカの場合、私立大学が多いと思うので、カナダより、もっと自由がきくかもしれないって思う。)

カリフォルニア在住の方から、コメントが入っているので(下の方)、見ていただけたらと思います。Community College では、許可がもらえれば10th Gradeから単位取得可能だそうです。Kuroseさん、ありがとうございます。

(17)大学教授に相談して、大学に入る前に読んでおいた方がいい本(その分野のおススメの本)を聞くっていう方法もある。

手計算の重要さの話、AP試験を受けるべきかの話、AP試験で5がとれた後、大学に単位認定請求すべきかの話、AP数学と大学1年数学のちがい、AP試験ではなく進学した大学の単位となる(GPAカウントされる)特別数学試験の話などは、もし皆さんが興味あるのなら、また、そのうち書けたら書こうかなと思っています。でも、ちょっとマニアック過ぎる話題で、ブログを訪問してくれる人にとって興味のない話題かなあっていう気もしてる。
手計算の重要さの話は、一般的な話なので、今度、書いてみます。



クリックもらえると、すごくうれしいです!








Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(1) | Trackback(-)
招待状が来ました
2014.08.22 Fri



招待状が来ました!

大学構内の写真です。スカラシップ受賞者向けの朝食会に招待されたときに撮ったものです。
また、次の招待状が来ました。
いよいよスタートするので、ちょっとドキドキ。
誕生会でも、朝食会でも、パーティでも、イベントでも、招待状の最後に、たいてい、RSVPって書いてある。
R.S.V.P. は、フランス語の répondez s'il vous plaît (お返事お願いします)の略。
「来るのか来ないのか、ちゃんと、事前に、返事してください」っていう意味です。

で、たいていの場合、「いついつまでに、どういう方法で、お返事ください」っていう、返事する期限と、返事の仕方も書いてあります。
クリックもらえると、すごくうれしいです!








Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(1) | Trackback(-)
高校卒業式の写真です!
2014.07.19 Sat



高校卒業式の写真です!
たくさん応援して頂き、どうもありがとうございます!

なかなか更新できず、すみません。
既にいろいろ報道されたみたいなんですが、僕の口からも一言。
今年(2014年)の6月6日に、無事、高校を卒業しました

高校卒業式の写真はコレです。卒業式写真は、これが、初出しだと思います。

卒業式では、檀上に上がって卒業証書を受け取ります。
その時、合格した大学名や学部名、そして、オファーされた奨学金等が発表されます。
たくさん拍手してもらえました。
司会のビガー先生が、ひととおり、僕についての発表をした後で、最後にまた、
「その上、彼は、14歳です!」
と言ったので、かなり驚いた人達もいたみたいで、さらにまたものすごくたくさんの拍手をしてもらえました。
卒業式では、写真のように、キャップ(帽子)をかぶり、卒業ガウンを着ます。
ガウンの下は、白ワイシャツにネクタイです。
キャップには、タッセルと呼ばれる房(ふさ)のようなものがついています。
タッセルには、2014という文字もつけられていました。
全員が卒業証書を受け取ったら、タッセルを、右から左に動かします。
それから、ハットトス(帽子投げ)




高校卒業と、大学合格、さまざまな奨学金オファーなどについて、カナダでも、日本でも、本当にたくさんの人達に祝福してもらうことができて、とても、嬉しく思いました。
これからも、がんばり続けたいと思います。




クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(4) | Trackback(-)
産経新聞、MSN産経ニュース、日刊SPA!、留学ジャーナル、ライブドアニュース、Yahoo ニュースなどに出ました。
2014.07.11 Fri



産経新聞、MSN産経ニュース、日刊SPA!、留学ジャーナル、ライブドアニュース、Yahooニュースなどに出ました。
ブログ、なかなか更新できず、すみません。高校卒業しました。進学先決めました。下記リンクをどうぞ。応援、本当にありがとうございます







・・・続きは、こちら











クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(9) | Trackback(-)
日刊SPA!とYahoo ニュースとライブドアニュースに出ました。
2014.05.30 Fri



日刊SPA!とYahoo ニュースとライブドアニュースに出ました!

こちらをクリックすると記事が読めます。



(14歳の天才・日本人少年をカナダのトップ大学が奨学金付きで獲得合戦)ってタイトル。

ひえええっ


オレ、別に天才じゃないです。



クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(12) | Trackback(-)
僕の「思い」、TV報道動画へのリンクと別の新聞記事へのリンクをたしました。
2014.05.28 Wed



僕の「思い」
TV報道動画へのリンクと別の新聞記事へのリンクをたしました。





この新聞記事には、日本


















僕も、とても思い出のある祖父(前、このブログにも書いたじいちゃんのことです)を、ガンで亡くしているんです。間に合わなくて、とても残念でした。
でも、こういうことって僕だけじゃなくて、世界のあちこちでみんなが経験していることだろうって思って。それと、僕のカナダでのおばあちゃん代わりの女性は、活動的な人だけど、糖尿病でいろいろ大変です。その他、同級生2人も(14歳と15歳なんだけど)、糖尿病で、いつもペン型の注射器を持ち歩いています。僕は、僕の高校代表として、無料でミニ・メッド・スクールに通わせてもらえて、そこで、糖尿病などの新しい治療法(一時的な対応策じゃなくて、抜本的に、完全に治す!っていう治療法)をあみだそうとして先端の研究をしている研究者達から、具体的にいろいろ話を聞くことができました。僕もそういうチームに加わりたいなって思いました。
そういう話も、僕は、いろいろ、テレビでも新聞でも語っているんですが、テレビも新聞も、時間やページの都合もあるみたいで、そういうところ は、カットされちゃいました。課外活動のことも、ほとんど全部カットされています。どうも、僕の点数のことの方がインパクトがあるみたいで、報道もそっちの方にフォーカスされちゃってるふしがあるんだけど、僕なりに、いろいろ、「思い」はあります。だから、そこのところを、Chacha さんが読み取って、わかってくださって、とてもうれしいです。

あ、もちろん、目の前の勉強










クリックもらえると、すごくうれしいです!







いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!


Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(16) | Trackback(-)
ハーバード大学大学院・スカラシップ受賞者の朝食会
2014.05.27 Tue



ハーバード大学大学院
僕の空手の先輩の一人が、今年の秋から、ハーバード大学大学院に行くことになった。

(去年の4月にブログに書いた、オックスフォード大学大学院合格の先輩とは別の人。)
どちらも、女性。すご過ぎな先輩達です。僕の大学合格を、自分たちのことのように喜んでくれた。

ハーバード大学大学院に行く先輩

前、空手セミナーで会ったとき、この先輩は、「ハーバードの大学院をねらう!」って、はっきりと宣言していた。でも、その後、結婚もしたから、どうなるのかなあって思っていた。先輩は、結婚でその夢をストップしなかった。言ってたことが、本当になった。結婚相手の男性(とても仲が良い)は、こっちに仕事があるから、当分、別居ってことになるんだろうな。
.

(Memorial HallWikiから)
スカラシップ受賞者の朝食会
先日、ある大学で大型スカラシップの受賞者のみを集めての朝食会があった(招待されたのは、35人くらいで、1万人くらいの新1年生候補者の中から選ばれた)。僕のテーブル、僕を入れて5人だったんだけど(5人とも、サイエンス学部)、僕以外は、全員、「女性」だった。
隣の席の女性なんか、物理と天文学を極めたいって言ってたぞ。リサ・ランドール博士みたいになるのか?そのまた隣にいたのは、例の、あっちのスカラシップ・インタビュー会場、こっちのスカラシップ受賞式で、そして今回のスカラシップ受賞者朝食会と、どこに行っても、いっつもいるじゃんかっていう、(こういうところで会うのは、もう三度目だゼっていう)、すんごいお姉さん。このお姉さんがまたスゴイ人なのだ。
大学側に、この朝食会に招待されたあなたたちは似たもの仲間です。友達になりなさい。そのための朝食会ですって言われた。学業成績が良くて、リーダーシップ力があると判断された人が選ばれたらしい。で、この朝食会に招待されてたの、ほとんどが、女性だった。男はどこ行った?
オレのまわりの女性、どんだけできるんだ?

ふーっ。




クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(2) | Trackback(-)
何かを選べば、何かは選べない
2014.05.10 Sat



何かを選べば、何かは選べない
先日、学校で、Grade 12のお姉さん




「ねえ、翔。あんた、どこの大学行くのか、決めたの?私は、トロント大のセントジョージキャンパスに決めたわよ。ねえ、一緒に、トロント大に行こうよ!」って。ええ?遠くの大学に、一緒に行こう!って誘ってくれるくらいなら、まずは目先のプロムに誘ってくれよ!と思ったオレは、女子をダンスに誘えない、へたれです。このお姉さんは、去年、Pre-Calculus 12(高3数学)で、1位の座を争った相手(最終的には、オレが勝ったけど、わずかな差だった。ちょっとでも、油断したらやられちゃうって感じ)。土日に、図書館で一緒に勉強しようよって誘われたこともあるんだけれど、オレは、めんどくさがりやで、グズグズしていた。気がついたら、このお姉さんのプロムのお相手は、あるお兄さんに取られてしまっていた。
別の高校のGrade 12のお姉さん


「私は、UBCに行くことにしたわよ。翔は、どこに行くか決めた?」って、メッセージに書かれていた。このお姉さんとは、別の大学の受賞パーティ



4月下旬から5月下旬にかけては、受賞式や、食事会などがある。各大学から、スカラシップ受賞者や、成績優秀者が招待されるイベント。また、それとは別に、呼び出しというか、何かと招待状がくる。3月にも招待状は来たけど、それとはちがって4月・5月のは、もう少し出頭要請に近いというか、9月からの登録のための説明会的な要素もあったりする。行かなくても、合格を取り消されたりはしないんだけど、できるだけ行った方がいい。大事な話があるだろうから。しかし、この時期、何かとイベントがバッティングする。時間のやりくりが大変。このお姉さんも、食事会と、別のセレモニーがバッティングしちゃったから、セレモニーをこっそり抜け出して食事会に出ると言っていた。僕も、あるイベントと、別のミーティングの日程がかぶってる。いろいろな理由から、できたら両方に出たいんだけど、そうも行かない。身体は一つ。そういえば、セレモニーに、(本人は欠席して)、親に代理出席してもらうっていう手を使ってた人もいた。そんなのアリかよ!って思ったけど、アリらしい・・・・まあ、分身の術ならぬ、ウルトラCだ。でも、そういう手が使えない種類の話もある。
何かを選べば、何かは選べない。決断の時。



クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(2) | Trackback(-)
トロント大学(つづきの話)&カナダの大学が求める学生
2014.05.09 Fri



トロント大学 (つづきの話)& カナダの大学が求める学生
トリニティ・ワン・プログラムへの合格の仕方
トリニティ・ワン・プログラムは、カナダのTop3大学の中の、さらに入るのが激戦のプログラム。Grade (成績が良いこと)、Essay(エッセイがよく書けていること)、そして、Contribution to Society (社会への貢献度)を総合評価して合否を決めるらしい。もちろん、成績がものすごく良いことは前提。でも、成績だけじゃダメで、Well-Rounded Students (勉強ができることはもちろんのこと、幅広く、いろいろな活動をしていて、多方面で活躍している生徒)が求められているようです。
95パーセント・アベ レージあったのに、トロント大学のトリニティ・ワン・プログラムから拒絶された生徒がいると聞いたことがあります。95 パーセントでは成績が十分じゃなくて合格できなかったという意味だったんでしょうか?レベルの高さを考えると、ちがうとも言い切れないけれど、たぶんそういう意味ではなくて、95パーセントは良い成績なんだけれど、課外活動が足りない、つまりWell-Roundedじゃない、と判断されたのでは?というのが、もっぱらのうわさです。
トロント大学は、大学自体の合否だけであれば、グレード(成績)で決められる大学ですが、自分の第一志望をつらぬこうとなると、やることが増えます。結局僕は、トロント大学、セントジョージ・キャンパス(ライフ・サイエンス)、トリニティ・カレッジ、トリニティ・ワン・プログラム(それぞれ、トロント大学における僕の第一志望のところ)に合格し、かつ、The National Book Awardを受け、University of Toronto Scholar に選ばれたわけですが、そのためにやったことをまとめると(このトロント大学関係だけで)、
1.4種類のアプリケーション(願書)と書類(5種類の課外活動についてのそれぞれのまとめなど)
2.11本のエッセイなどのライティング‐長いのと短いの両方ある‐(5本+3本+2本+1本=11本)
3.4種類の推薦状をお願いした
4.トランスクリプト(州の統一試験結果を含む学校の成績)の提出
といったことが、あげられます。
カナダの大学が求める学生
カナダのどの大学も、Well-Roundedな生徒を求めているように聞きます。特にUBCは、トロント大学やマギル大学以上にその傾向が強く、大学の願書自体が、勉強以外にどんな活動をしてきたのかを問う形になっています。トロント大学やマギル大学は、大学の願書自体は成績重視の作りになっているんだけど、スカラシップ関係(やプログラム選択)などで、Well-Rondedな生徒を圧倒的に優遇するという姿勢を打ち出しています。
それは、学生であっても、社会の一員として生きている、自分にできる範囲で社会貢献をしている、そういう姿勢やキャラクターの学生が、強く求められているっていうことだと思います。そういう学生であれば、大学へ入ってからも、いろいろな活動をするだろうし、それがひいては、大学や社会を良くしていくという考えに立っているように思います。
トリニティ・ワン・プログラムからの合格通知で、僕の大学受験は終わり!全部合格できました。


あとは、高校を卒業するだけ!
卒業式まで、あと4週間を切りました!!!




大学からの呼び出しや、さまざまなイベントもあります。また、ファイナル試験は、卒業式の後に設定されているものもあるんですが、卒業式の前に設定されてい る科目もあります。最後の力を振り絞らないといけないです。

「有終の美」を飾れるよう、がんばりたいと思います。




クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(6) | Trackback(-)
トロント大学、トリニティ・ワン・プログラム合格!
2014.05.08 Thu



トロント大学、セントジョージ・キャンパス、「トリニティ・ワン・プログラム」に合格!
The Margaret MacMillan Trinity One Program
Trinity College, University of Toronto











トリニティ・ワン・プログラム(トロント大学での僕の第一志望のプログラム)から、合格通知が来た!




トロント大学は、カナダの他の大学とちがうカレッジ制度(イギリスのオックスフォード大学や、ケンブリッジ大学みたいな制度)をとっているので、ちょっとわかりにくいかもしれない。前、一般的なことを書いたけど、今度は、僕の体験を書いてみます。

(1)キャンパスと学部
キャンパスは、3つある。セントジョージ、ミシサガ、スカボロ。キャンパスと学部をあわせて、考える。
僕の第一希望は、St. George Campus セントジョージ・キャンパスのFaculty of Arts and Science のStudies in Life Sciences ライフサイエンス。それと、スカボロ・キャンパスのライフサイエンスにも願書を出しておいた。二つまで希望が出せた。両方とも、合格した。
(2)カレッジ
で、セントジョージ・キャンパスのFaculty of Arts and Science には7つのカレッジがあるから、その中で、入りたい順番を決めて、願書にそれを書く。
僕の第一志望は、Trinity College トリニティ・カレッジ。長い歴史のあるカレッジ。建物も伝統と歴史を感じさせる作り。第一志望のトリニティ・カレッジに合格できて、とてもうれしい!
(3)プログラム
トロント大学には、少人数制のワン・プログラムがいろいろあるんだけれど、僕の第一志望は、トリニティ・ワン・プログラム。その中に5つのStreamがあるから、自分にあったStreamを選ぶ。
この第一志望のプログラムに合格した。ここに受け入れてもらうのは、超激戦だと思う。
合格通知には、”As you know, the Trinity One class has among the best entering high-school averages in the country.” って、書かれていた。20人から25人の小さいグループで、議論をしながら進めるコースだ。合格を頂けて、本当に光栄



(A)まずは、ふつうのアプリケーションというか、トロント大学への願書を出す(セントジョージ・キャンパスのライフサイエンスを第一志望にして出した)わけなんだけど、このとき、トロント大学はオンタリオ州にある大学なので、トロント大学へのアプリケーションとは別に、OUACへの願書も出す。OUACというのは、Ontario Universities' Application Centre(オンタリオ州大学出願センター)のこと。オンタリオ州に住んでいる人とそうじゃない人とでは、(また、どういう立場の人かによってもだけど)、手続きのコードがちがうので注意が必要。そして、トロント大学のアプリカント・ナンバーと、OUACのアプリカント・ナンバーと、両方をもらう。
(B)でも、それにとどまらず、多くの人がアウォード・プロファイルをトロント大学に出すと思う。僕も出した。エッセイなどのライティングをトータルで5本と、課外活動に関するまとめなどの書類と、2通の推薦状(僕は校長先生と空手の先生にお願いした)。
(C)それと、これは、一般的な話じゃなくて僕の場合の話だけれど、僕は高校からのノミネーション(各高校から1名のみ)を受けていたので、トロント大学のBook Award 関係の願書、 3本のエッセイ、課外活動関係の書類、2通の推薦状(こちらは高校のサイエンス主任の先生と空手の先生にお願いした)も、秋ごろ、出した(そのおかげなのかわからないけれど、トロント大学へ願書を出す前から、VIPページへアクセスするためのアカウントというのをもらえた)。タイムライン的に言うと、実は、この(C)のアプリケーションは、(A)のトロント大学へのアプリケーションやOUACへのアプリケーションより先に出すようになっています。
(D)あと、カレッジについてだけれど、僕は、セントジョージ・キャンパスの中の、トリニティ・カレッジに入りたかった。トリニティ・カレッジに入れてもらうためには、上に書いた(A)(B)(C)の願書とは別に、トリニティ・カレッジへの願書が、さらに必要となる。トリニティ・カレッジ・プロファイルという書類を提出してアプライする。そこで、さらに、2本のエッセイを書く。エッセイのうちの一つは、課外活動についてで、過去のことと未来のこと。もう一つは、写真を見せられて、それへの感想を書くというものだった。
(E) プログラムについては、僕は、トリニティ・ワン・プログラムに入りたかった。少人数制の素晴らしいプログラム。トリニティ・ワン・プログラムに入れてもらうためには、ふつうのアプリケーション(トロント大学への願書とOUACへの願書)や、アウォード・プロファイルや、(ちょっと特別なBook Award プロファイルや)、トリニティ・カレッジへのアプリケーションなどとは、さらにまた別の、トリニティ・ワン・プログラムへの願書が、必要。具体的には、5つの課外活動について、それぞれ短くまとめて書くことと、1本のエッセイを書くことが要求される。エッセイのお題は公開されているので、ここに書くと、What role should the Canadian government play in the arena of health research? (500 words maximum) パッと見ると簡単そうに見えて、考えていくと、これは、なかなか書きにくいトピック。苦労した。
「トリニティ・ワン・プログラム」に合格できて、本当に光栄に思う。

つづく。
前に書いたトロント大学関係の話はこちらです。





クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(4) | Trackback(-)
TVで、僕のことが、ニュース報道されました
2014.05.03 Sat



Global TV(グローバルTV)で、
ニュース報道された!
4月29日、グローバルTVの夜6時から7時のニュース番組中で、僕のことが、報道されました(こちらでは、夜6時からが、夜の新ニュースの切り替え時です)。Global Television Network (グローバル・テレビジョン・ネットワーク)は、こちらの全国放送の大手テレビ局(カナダの民放、視聴率第2位、アメリカでも一部見られる)です。
内容的には、(テレビニュースより)、先日の新聞報道の方が、(僕のボランティア活動のことなどにまで具体的に踏み込んでいて)、くわしいです。ただ、新聞報道は、SFUとマギル大学の2つだけの話をしている(そのどちらを選ぶのかという感じで書かれている)のに対して、テレビニュースの方は、5つの大学からスカラシップ付きのオファーをされている、というところまで報道しています。ただし、大学名は伏せられています。僕の方では、どちらに対しても、同じことを語っていますが、いろいろ編集というのがあるのだと思います。それと、大学のことは現在進行形のことで、かなり繊細な問題もふくむので、(特にテレビはインパクトも大きいし、見てる人も多いので)、いろいろ配慮してくださったのだと思います。
まあ、僕のことで一番くわしいのは、何といっても、このブログです(笑)。5つの大学名、書いちゃったし。

テレビの方も、新聞と同様、校長先生や先生へのインタビューが入っています。その他、僕の友達へのインタビューも、かなり長時間収録されていたんですが、そちらは、放映されませんでした(放映枠は2分とわかっていたんですが、それでも、収録は、半日がかりって感じで、ずいぶんたくさん撮ってました。それを、編集でぎゅぎゅっと絞り込んだ形です)。



グローバルTVニュースでは、6時の数分前から、時々、「14歳の少年・・・・・・・・・です。そんな彼が、今、直面している一番の悩みとは何か。この後です。」とか言うようなことを言ったり、僕の映像を出したり、先生のコメント映像を出したりしながら、引っ張って、チョロ出し、引っ張って、チョロ出ししながら、結局1時間近く引っ張り、最後のところで報道となりました。ちなみに、その悩みは、このブログを読んでる方は、とっくにご存じのことです。




スタジオのキャスター・コメントやテレビ報道されたときの導入部分などは入ってない、中味部分のクリップです。一緒に写っている女子は、コミック作成プロジェクトなどを一緒にやってる高校の友達です。
つづく




クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(2) | Trackback(-)
RAポジションのオファー
2014.05.02 Fri



RAポジションのオファー
文字にするのが怖いくらいのオファーを頂いた。大学名は、伏せておく。
ある教授が、僕を、給料付きのRAポジションで雇ってくださるという。だから、こっちへおいでって。これには、・・・腰をぬかした。

RAというのは、Research Associate (あるいは、Research Assistant )の略で、研究員(あるいは、リサーチ助手)のこと。
僕を、大学1年生の時から、給料付きの研究員として、雇ってくださるというのだ。
・・・・・オレなんかで、いいんでしょうかって思った。

少し前に、あることについて、その教授と話をしたことがある。で、その直後、僕は、そのときのことを書きまとめて、教授に送った。教授は、すごくほめてくださった。しかし、それにしたって・・・「給料付きのRA」ポジションというのは、だんじて、高校を卒業してない生徒にオファーするものではない。それどころか、大学を卒業していない学生にだってオファーされるものではない。
僕の先輩(すごく優秀な人)は、大学4年のときに、「給料なしのRA」ポジションをもらって、「普通じゃありえん!」と、すごく喜んでいた。ふつう、大学院に入ってからやる仕事だし、マスターや、Ph.Dを取得してから、RAのポジションにつくケースだって多いと聞く。
ど、どうしよう・・・。期待にこたえること、できるんだろうか・・・。



クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(0) | Trackback(-)
僕の写真、新聞の1面に出ました!
2014.04.30 Wed



僕の写真、新聞の1面にカラーで出ました!
3面にも写真が出て、3面は全部、僕についての記事でした。

化学実験するときは、いろいろ危ない薬品を使うので、こういう風に、ゴーグルとゴム手袋とゴム製のエプロンをしてやります。35個くらい実験やって、ラボ・レポートを書きました!
僕が着てる服(こういうのは、こっちで、hoodie フーディって呼ぶ)は、学校のロゴ入りで、最上級生だけが着れるヤツ。Grad 2014(2014年の卒業生って感じ)って、書いてある。コットン100%。Grade 12(高校3年生)は、よく着ています。
新聞には、僕が、



大学のことは、SFUとマギル大学の合格&スカラシップのことだけが書かれて、UBC、ビクトリア大学、トロント大学の合格&スカラシップのところは、カットされました。スペースの都合だと思います。この新聞の1面と3面、今、僕の高校で貼り出されてます。校長先生達(僕の高校の校長先生と小学校の校長先生の両方)や、英語の先生へのインタビューなどもカバーされていました。
3面はこれ。


全文読みたい方は、こちらです。

ちょっと驚いたのは、この新聞が出てすぐに、Global TV(グローバルTV)という、全国放送の大手テレビ局(カナダの民放、視聴率第2位、アメリカでも一部見られる)から、「ニュース報道したい、他のテレビ局からのコンタクトは?他のテレビ局にスクープされる前に放送したいからすぐに会ってくれ。」って、取材依頼が来たことです。

Global News (グローバル・ニュース)は、僕のプロビンスだと、すごく多くの人が見てるテレビニュース番組です。

つづく




クリックもらえると、すごくうれしいです!








空手の話は、コチラ Click here for karate episodes.
いつも、応援クリックと拍手、ありがとうございます!
Click Here!




Category: 「大学」に向けて
Edit | Permanent Link | Comment(8) | Trackback(-)