伝説の逆転スピーチ:シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」アントニーのスピーチ
2014.03.30 Sun



伝説の逆転スピーチ
「ジュリアス・シーザー」 (シェイクスピア)
ブルータスのスピーチとアントニーの逆転スピーチ
The Tragedy of Julius Caesar
(by William Shakespeare)
Act 3. Scene II The funeral speeches of Brutus and Antony
この前(前の話はこちら

「金のことは気にせず、うちの組に来いヤ。四年間めんどうみてやるゼ!」って親分さんに言われた気分。 ―最近、日本のやくざさんが登場する高校生コメディドラマを日本語で見たので・・・つい。 |
僕は、日本語の勉強をかねて(?)、時々、日本語のドラマを見たりもする。
で、この前見たドラマの中に、日本のやくざさんが登場する高校生コメディドラマがあった。27歳のヤクザの若頭(わかがしら)が、17歳と偽って、高校に裏口入学したという話。組長になるためには高校を卒業しなくちゃいけないということで、若頭は、毎日、高校で頑張っていた。
ところが、アメリカから若頭の弟が帰ってきて、あとめ争いとなった。弟はインテリで頭は良いがケンカは弱い。兄は腕っぷしは強いが頭は悪い。結局、次期組長は選挙で決めることになり、兄弟二人が選挙演説をした。先にインテリの弟の方がスピーチをして、その後、兄がスピーチをした。兄は、「後悔はさせねぇ。みんな、俺についてきてくれ!」と言って演説を終えた。弟のスピーチの直後は「弟で決まりだな!」という雰囲気だったのが、兄のスピーチの後で、逆転

見てて、僕は、ふと思った。

「後からスピーチをして、その場の雰囲気をひっくり返す!」っていうパターンは、他でも見たことがあるぞ。The Tragedy of Julius Caesar (By Shakespeare) 「ジュリアス・シーザー」 (シェイクスピア)だ。暗殺の後、ブルータスの演説によって作られた雰囲気を、後から演説したアントニーが見事にひっくり返した。以前、映画(英語)で見た。確認のため調べたのでアップします。

If you had been an eyewitness to Caesar’s murder and the funeral speeches of Brutus and Antony, whose funeral speech would have moved you more? Why?
(だいたいの訳)
もし、君が、シーザー暗殺とその後のブルータスとアントニーのスピーチの目撃者だったら、君は、どちらのスピーチにより心を動かされたか、そしてそれはどうしてか?
について語られている(英語の先生や高校生達がそれぞれ自分の意見を述べてる)。興味ある方は、こちらをどうぞ。

チャールトン・ヘストンがアントニーを演じた1970年の映画「ジュリアス・シーザー」のスピーチ場面は、こちら。


この場面のScript(The Tragedy of Julius Caesar By William Shakespeare: Act 3, Scene ll)は、こちら。

(紹介した映画の映像には、英語字幕も日本語字幕もついていないので、もし、Scriptを確認したい方は、上をどうぞ。少しちがうところもあるけど、だいたいScriptにそってます。)


アントニーの演説は、ブルータスの演説の直後。Audience (聴衆ちょうしゅう)は、みな、すっかりブルータスの味方。ブルータスを立派な人だ、シーザーは野心 があった、ブルータスはシーザーが大好きだったけど、ローマの方がもっと大好きだったから、みんなのためにやった、ブルータスは正しい、という雰囲気。そんな中、アントニーは、まず、少しずつ聴衆の心に入っていく。ところどころで、「ブルータスは、honourable manだ。」と繰り返し、聴衆の心をな だめ、聴衆に寄りそいながら、ちくっ、ちくっと、ブルータスをこき下ろしていく。ほめるフリをして、けなすのだ。そして、聴衆に過去を思い出させて、情感にうったえる。聴衆が味方につきはじめてからは、遺書や血染めの衣装などを効果的に使って、聴衆の気持ちを少しずつあおっていく。そして・・・逆転


最初にスピーチしたブルータスのスピーチ場面はこちら。

こちらは1953年の映画(白黒)。
アントニーのスピーチの最初のところを引用します(Shakespeare Navigatorsから)。
逆風の中、聴衆に自分のスピーチを聞く耳をもたせ、少しずつ味方につけはじめる,・・・っていう場面です。その後もスゴイんですが、それは、リンク先でどうぞ。
Antony:
For Brutus'sake, I am beholding to you.
・・・・・・・・・・・・・
Friends, Romans, countrymen, lend me your ears;
I come to bury Caesar, not to praise him.
The evil that men do lives after them;
The good is oft interred with their bones;
So let it be with Caesar. The noble Brutus
Hath told you Caesar was ambitious:
If it were so, it was a grievous fault,
And grievously hath Caesar answer'd it.
Here, under leave of Brutus and the rest—
For Brutus is an honourable man; Brutus
So are they all, all honourable men—
Come I to speak in Caesar's funeral.
He was my friend, faithful and just to me;
But Brutus says he was ambitious;
And Brutus is an honourable man.
He hath brought many captives home to Rome
Whose ransoms did the general coffers fill;
Did this in Caesar seem ambitious?
When that the poor have cried, Caesar hath wept:
Ambition should be made of sterner stuff:
Yet Brutus says he was ambitious;
And Brutus is an honourable man.
You all did see that on the Lupercal
I thrice presented him a kingly crown,
Which he did thrice refuse. Was this ambition?
Yet Brutus says he was ambitious;
And, sure, he is an honourable man.
I speak not to disprove what Brutus spoke,
But here I am to speak what I do know.
You all did love him once, not without cause:
What cause withholds you then, to mourn for him?
O judgement! thou art fled to brutish beast.
And men have lost their reason. Bear with me;
My heart is in the coffin there with Caesar,
And I must pause till it come back to me.
2年前に書いた話はこちら



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SFUからスカラシップ増額オファー
2014.03.28 Fri



サイモン・フレーザー大学(SFU)からスカラシップ増額のオファー!!!
Scholarship Offer from Simon Fraser University (SFU)!!!






























































本当にどうもありがとうございます!m(_ _)m
(すみません。この話もアップが遅れていました。増額のオファーが来たのは、実はかなり前。2月の終わりです。通常、4月に入ってからオファーされるものだそうです。通常より一箇月(いっかげつ)以上早い段階でオファーを頂いたので、いろいろ考え、アップするのを遅らせました。)
Simon Fraser University (SFU) サイモン・フレーザー大学は、カナダの有名雑誌 MACLEAN'S のカナダの総合大学(Universities in the Comprehensive category)ランキングにおいて、2008年度から2013年度にかけて、6年連続で第1位


現段階のスカラシップ・オファーは、大学4年間の授業料






「金のことは気にせず、うちの組に来いヤ。四年間めんどうみてやるゼ!」って親分さんに言われた気分。

―最近、日本のやくざさんが登場する高校生コメディドラマを日本語で見たので・・・つい。


もし、さらなる追加増額をしてもらえたら(現在、検討中と言われた)、四年間の授業料、教科書代、レジデンス(寮)費、食費に加えて、四年間のコンピューター購入費用、読みたい本たくさんの費用、携帯電話代、バス代、服代その他、大学生活でかかる費用の全てを完全カバーできる。今のままでもとてもうれしいけれど、さらに追加増額してもらえたら、もっとうれしい! さらなる追加増額の話、来てほしいなあ・・・。

Scholarship(スカラシップ)というのは、
「もらえるお金(返さなくていいお金)」のこと。親の経済力は関係なく、本人の頑張りが評価の対象(Bursaryバーサリーは親の経済力も加えて評価される奨学金で、スカラシップとは別。返さなくていいお金)。それとAwardアウォードというのもある。これは賞のこと。本人の頑張りが評価の対象で、やはり返さなくていいお金。その他、政府や銀行などからお金を借りるStudent Loan(スチューデント・ローン)というのもある。Student Loanは「返さないといけないお金」。
大学の費用は、とても高いので、Scholarshipをもらえたら親孝行になります!

Scholarshipをゲットするには、
(1) 良い成績、(2) 良い推薦状2通(学校からのと学校以外からのの2通)、(3) 良いエッセイなどが必要。提出するエッセイは、それぞれのScholarshipごとに、要求されるものがちがう。エッセイは1本とは限らず複数書く場合が多い。その他、地域社会や学校でどんな活動をやってきたのかといった書類を提出する。Scholarshipごとに少しずつちがうけれど、だいたい必要とされるのは、上に書いた3つ(良い成績、良い推薦状、良いエッセイ)です。あと、いろいろなことの実績。
その他、成績だけで決められるScholarship(スカラシップ)もあります。僕がマギル大学(McGill University)や ビクトリア大学University of Victoria (UVic)からオファーされたScholarship (スカラシップ)や、2月頭にサイモン・フレーザー大学(Simon Fraser University)からオファーされたScholarship(スカラシップ)は、純粋に成績だけを評価対象としたもの。
現在、他のScholarshipの発表も待っているところです。通常、4月から5月にかけて発表されます。今後のことは、親や先生、先輩など周囲の人に相談しながら考えたいと思います。
素晴らしいスカラシップをオファーしてくれたサイモン・フレーザー大学、支えてくれた人たち、




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カナダ高3英語で読む本
2014.03.26 Wed



カナダGr.12(高3)英語で読む本
いろいろあるけど、3学期に使う本を1冊紹介します。今、春休み中なので、予習のため、家で読んでます。
Brave New World イギリス人作家、Aldous Huxley が1931年に書いた。Dystopian Literature と呼ばれるジャンルの本。英語人の間では、かなり有名な本です

同じくイギリス人作家、George Orwellが1949年に出版したNineteen Eighty-Four「1984年」とならんで語られることが多い。Nineteen Eighty-Fourは、Brutal Force、Mind Controlなどを使って人々をコントロールしている社会を描いたのに対し、Brave New Worldは、Hyponotic Persuasion、Drugsなどを使ってコントロールしている社会。Brave New World の方には、Humor ユーモアも入っている。
Dystopian Literatureの勉強としては、去年(Grade 11のとき)、George Orwell の Ninteen Eighty-Four をやってるので、今年(Grade 12)は、Brave New World をやることになった。
Brave New Worldというタイトルは、シェイクスピアの「テンペスト」のミランダのセリフからの引用だそうです(Wiki)。Brave New World's title derives from Miranda's speech in William Shakespeare's The Tempest, Act V, Scene 1:
O wonder!
How many goodly creatures are there here!
How beauteous mankind is! O brave new world,
That has such people in't.
Dystopian Literatureには、こんなのがある。List of dystopian literature 1726年に、アイルランド人の Jonathan Swift が書いた Gulliver's Travels 「ガリバー旅行記」も、Dystopian Literatureのジャンルに入る。
Dystopia (ディストピア) という言葉は、Utopia (ユートピア)の反対を意味する言葉。つまり、Dystopiaは、反ユートピア、反理想社会、望ましくない社会を意味する。空想上の望ましくない社会を描くことで、現実の世界にひそむさまざまな問題点を指摘したり、批判したりして、警鐘を鳴らす小説を、Dystopian Novels と言い、そういうジャンルの文学のことを、Dystopian Literature と呼ぶわけです。
Brave New Worldについてのブック・レビュー。「傑作」とか、「欧米側の文学史や文化史なんかには必ず載ってる」とか、「アンチユートピアものの古典的名作」といったことなどが、いろいろ書かれています。


僕が、親に買ってもらったのは、こっちのBrave New World Revisited がついてる方。
Brave New Worldは、「すばらしい新世界」(ハックスリー)として、日本語翻訳も出ています。こちらのブックー・レビューには、「背筋の凍り付くような戦慄のユートピア社会を描き、救いのない結末を提示することで圧倒的な迫力と衝撃を持たせることに成功した反ユートピア小説の金字塔」とか、「時代を超えた作品」などといったことが書かれています。
こちら。



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英語で「数学」や「世界史」を勉強するのに役に立つウエブサイト紹介など
2014.03.25 Tue



英語で「数学」を勉強するのに役に立つウエブサイト紹介
Khan Academy・・・数学が有名ですが、物理や化学などもあります(以前、数学を少し見たことがあります)。
たとえば、


日本の算数からしたらものすごい基礎なんだけど、それだけに、まだ「英語」がよくわからない場合でも、何を説明しているのか、わかるんじゃないかと思います。英語での「数学」に慣れるには、いいかなって思います。


たくさんあるので、自分のやりたいところを見ればいいと思います。
英語で「世界史」を勉強するのに役に立つウエブサイト紹介
John Greenの Crash Course World HistoryやCrash Course US History・・・結構有名です(以前にも、ブログで紹介しました)。

たとえば、


The Roaring 20'sは、アメリカの歴史なわけだけど、カナダでも習います。カナダもThe Roaring 20'sを一緒に味わったという感覚です。The Roaring 20'sは、日本語では「狂騒(きょうそう)の20年代」または「狂乱(きょうらん)の20年代」と呼ぶようです(Wikiから)。以前ブログに書いた



英語でオリガミを教える!
英語で検索すれば、YouTubeにたくさん出ています。
たとえば、ツルの折り方ーオリガミ。



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14歳で大学合格!飛び級と飛び入学、スカラシップつき
2014.03.24 Mon



このところ、新しく僕のブログを訪問してくださる方が増えているようなので、自己紹介。
僕は、今、14歳。日本だったら中学2年。でも、カナダでは、Grade 12(高校3年)。
Grade 12(高校3年)のコースにチャレンジしてるっていうんじゃなくて、正規の高校3年生。地元の公立高校(英語の現地校)に通ってる。ホームスクールではない。
ボランティア活動はいろいろやってる。感謝されるのはうれしいし、









高校では、生徒会(役員)と環境保護クラブの活動。先生の助手として数学を教えたり、友達に日本語を教えたり。学校外では、空手を習いつつ(空手歴9年)、小学生にアシスタント・インストラクターとして空手を教えてる。それと、市の図書館の高校生活動メンバーとして、図書館で小学生のメンターとして英語の本読み指導をしたり、シニアの方にコンピューターの使い方を教えたり、イベント企画をしたり。ピアノ歴は11年。環境保護NPOに所属しててる(僕が、以前、ライティング・コンテストで優勝した環境保護に関する短いストーリーがあるんだけど、それをマンガにしようとしてる。絵を描くのは僕の友達。こっちの新聞コラムニストと一緒に進めてる)。
その他のこととしては、高校代表に選ばれて、Mini-Med School (ミニメッドスクール)っていうのに行かせてもらった。これは僕にとって大きなインパクトがあった。先端の医療について高校生に学ぶ機会を与えるっていうやつ。高校では、羊や牛の解剖もやった。大学に行って講義を聞かせてもらったり、分子遺伝学ラボの見学をさせてもらったり、「モーション・ディテクターで飛ぶロボット」を見学させてもらったり、全額Scholarshipで、ある大学のアドバンスト物理キャンプに参加させてもらったり。ギフティッド・コースのプログラムで、シェークスピア劇を見に行ったり、シェークスピア劇を演じたり、いろいろな分野の科学者の話を聞いたり、嘘発見機を作ったり。パブリック・スピーキングも苦労したけど、今では良い思い出だ。


0歳から5歳まで日本の保育園で育った。親は共働き。5歳のとき、親と一緒にカナダに来た。
12歳のとき一時帰国して、渋幕中学(帰国)を受験。合格。


14歳の今、複数の「大学」からScholarshipやAward付きの合格通知をいただいた!

今年の6月初めに14歳で高校を卒業し、9月初めに大学に入学する。マギル大学(McGill)、ビクトリア大学(UVic)、サイモン・フレーザー大学(SFU)、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)のサイエンスFaculty of Scienceから合格通知をいただいた。トロント大学セントジョージ・キャンパス(U of T) のLife Sciencesからも合格を頂いた。どれもカナダを代表する素晴らしい大学。これらの大学には僕の高校の先輩達も行っている。どの大学に行くことになっても、出身高校の恥とならぬよう、



「飛び級」と「飛び入学」のちがい
「飛び級」というのは、学年をスキップすること。「飛び入学」というのは、高校を卒業しないで、大学にスキップして入ることだと聞いた。僕は、普通に高校を卒業してから大学に入るわけだから、「飛び入学」じゃなくて、「飛び級」ってことになる。


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留学生のサバイバル術
2014.03.23 Sun



留学生のサバイバル術
公開コメントで質問を受けましたので、こちらに返信を書いてみます。
僕がアドバイスするというのも、おこがましい気がしますが









以前、似た質問を受けたとき、ここに書いたことがありますので、よかったら見てください。
(かなり、力をこめて、書いたヤツです。)

僕がどんな風に英語を勉強したのかは、こちらです。










それとグレード10(高1)数学のことですが、
普通に数学が得意な日本人であれば、カナダのグレード10(高1)数学は、数学という意味では、難しくないんじゃないかという気がしています(もちろん人によるので、断言はできないんだけど・・・)。
僕は、ハイスクール(高校)で、カナダ人に、グレード10(高1)数学などを教える仕事(先生の助手)をやってきました。そして、多くのカナダ人生徒達が、(英語は困っていないんだけど)、グレード10数学では、かなり苦労しているのをたくさん見てきました(

数学が苦手なタイプの(英語はよくわかる)カナダ人(たくさんいます!)より、英語は苦手でも数学は得意というタイプの留学生(主としてアジア系。ロシア系も。)の方が、カナダ数学ができる、ということは、よくあることです。
だから、グレード10(高1)数学の場合、、応用問題や説明のところの英語が理解できるなら、英語が母国語じゃなくても(日本の数学が得意であれば)、結構スイスイやれるんじゃないかなって思うのです。あと、Scientific Calculator (サイエンティフィック・カリキュレーター)の使い方を覚えることは必要です。
関連話題:


2年前に、グレード10(高1)数学について書いた話。
日本の中学受験の算数の勉強をしたことは、カナダの Provincial Exam に、とても役に立ちました。Problem Solving 文章題も、Geometry 図形問題も。ただ、まあ、テスト範囲は、少しちがうんだけど。たとえば、Pythagorean theorem (ピタゴラスの定理)は、日本の中学受験の算数においても常識になってるけど、日本の中学受験では、Rootルートの計算や、Cube Root キューブ・ルートの計算は、やらないし、Trigonometry (sin・cos・tan)のことは全く知らなくていいです。でも、Provincial Examでは、1 : 1 :√2や、1 : 2 :√3 が図形問題の中で使えて、Trigonometry (sin・cos・tan)(三角法)の文章題が解けることが必要です。円や角度、立体図形が関係する問題は、中学受験の勉強がかなり使えます。あと は、Linear Equations and Graphs (関数やグラフ)の問題と、ハイスクール Math の計算って言えばいいのかな、Exponential Equation (乗数が入ってる計算)が出ます。exponents (乗数)がネガティブだったり8^(-70)、分数だったりする4^(1/2)場合の計算。それと、Cube Root キューブ・ルート(∛2)が入っている計算とか、あと、factoring など、そのほかいろいろ範囲に入っています。 |
次に、科目ごとに必要とされる英語力についてですが、
体育やアート




言葉で説明されても、実際に自分でやってみないと、具体的なイメージがわかないと思います。
学校の先生に相談して、グレード10の数学や理科の教科書を貸してもらい(頼めば、結構、貸してくれると思います)、やれるかどうか、試してみたらどうでしょう?実際に、自分で教科書を読み、問題をやってみたらいいと思う。何十ページか教科書を読んで(説明と例題をよく読んで)、それから実際に問題をやってみれば、やれそうかどうかわかると思います。教科書は分厚くて(500ページ以上ある)、説明がていねいです。その他、問題も解答ものっています。
ポイントは、とにかく何でも積極的に

迷ったら、いつも、「一歩、前へ

まずは、「プールに飛び込め



それと、せっかくカナダにいるのだから、勉強の他に、クラブ活動やボランティア活動をするというのは、どんなもんでしょう?クラブ活動やボランティア活動を通じて、カナダ人と英語で話す機会を増やしたらいいのではないかと。日本語を教えてあげるというのも、とてもいいと思います。日本のアニメが大好きというカナダ人は、結構います。

がんばってください






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UBC合格! Chancellor's Scholarとして!
2014.03.21 Fri



ブリティッシュ・コロンビア大学
(UBC Science)合格! Vancouver Campus
Chancellor's Scholarに指名された!!!






























3月12日付の合格だ










Chancellor's Scholarについての説明:
UBC is proud to recognize the outstanding academic achievements of high-school and post-secondary students by designating select students as Chancellor’s Scholars. You will find out if you have been awarded this prestigious designation when you receive your offer of admission from UBC. As a Chancellor’s Scholar, your outstanding achievements will be recognized with a notation that will appear on your academic record and your official UBC transcript. (UBC websiteから)
すごく、うれしい


UBCは、僕の行きたい大学の一つである。
ちなみに、UBCは、マギル大学と並びカナダTop3のうちの一つ、そしてカナダ国内で一番入学基準が難しい大学と言われている(Wiki)。マギル大学は、カナダ人入学者の高校での成績平均がカナダの大学中第1位の大学(Wiki)。どちらも素晴らしい大学だ。ただ、選考の基準、選考の仕方がちがう(簡単に言うと、マギル大学は高2高3の二年間幅広いアカデミック科目にわたって非常に高いマークが求められる。UBCはかなり高いアカデミックマークに加え学校やコミュニティでのリーダーシップ力等が求められる)。カナダの有名雑誌MACLEANSの2014年ランキング(Medical Doctoral Category)だと、第1位はマギル大学で、第2位はUBC。マギル大学はカナダで一番歴史のある大学。UBCはマギル大学の分校として設立された。マギルは東の方、UBCは西の方にある。
ランキングは、ランキング会社によってもズレがあるし、学部によっても、もちろん異なる。
Timesのランキングだと(僕が進学を考えているLife Science部門の場合)、
カナダ第1位はUBC (University of British Columbia)

同じくTimesの世界ランキング(Life Science)で言うと、
UBCは20位、トロント大学が26位、マギル大学が28位、東京大学が29位、京都大学が32位です。どれも素晴らしい大学だと思うので順番をつけるのはどうかという気がするけど、一応、だいたいのイメージということで。ついでに書いておくと、このTimes世界ランキング表の第1位はMIT、第2位はケンブリッジ、第3位はハーバード、第4位はオックスフォード、第5位はスタンフォードです。こちらにランキング表あり。

マギル大学とUBCの両方から早期の合格オファーが頂けて本当にうれしいです。

マギル大学合格(2月5日付合格通知)の話はこちら。

勝手ながら、気分は













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ちょっとおまけの女子話題
2014.03.20 Thu



ちょっとおまけの、女子話題

2学期最後(3月なかば)のころの話。あるアジア系カナダ人(高3女子)




そのアジア系カナダ人(高3女子)は、高3化学の成績が70%くらいだったそうで、かなりガックリしていた。彼女は、他の科目はすべて、90%以上とれたというから、かなり成績が良い生徒。で、僕の化学の成績を聞いてきた。「化学は95%だよ。」と答えたら、「え~!あんたで、それなの~!」と言った。僕が去年のTop Award

それから、その二人の高3女子たちは、化学の先生と僕に向かって、留学生グループのうわさ話をはじめた(彼女たちは、僕のことは、留学生とは思っていない。僕はカナダ人じゃないけど、こっちにいる時間が長いからだと思う。彼女たちが「留学生グループ」と呼んでいるのは、「カナダに来て1~2年の、ほとんど英語を話さない人たち」のことだと思う)。「留学生たちって、(英語で)話しかけても、すぐに逃げて行っちゃう!いつもグループで固まってて、別の言語で話してる。」って言ってた(留学生の人数は少ない。でも、集団で、英語じゃない言語を話してるから、ビミョーに目立つ。カナダ人高3女子たちは、留学生グループに何度か話しかけたところ、無視されたことがあったようで、ブツブツ言ってた)。もっとも、留学生グループの中に、一人だけ例外女子(カナダに来て1年半)がいて、カナダ人グループとも打ち解けて話すので、その例外女子のことは、「妖精さんみたいで、感じいいよね~。」って話してた。確かに、その例外女子は、僕にもよく話しかけてくれるし、いつもニコニコしてて、とても感じが良い。カナダ人英語とはちがうけど、積極的に英語で話しかけてくる。十分通じる英語だ。
他の留学生たちは、もしかしたら、英語が苦手で逃げたい!っていう意識なのかもしれない。だから、ぺらぺら英語人スピードで話しかけられると、うわわわわあ



英語はいいんだけど、知らないお姉さん達に質問されるっていう心の準備ができてなかった。その知らないお姉さん達








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僕の高3成績(トランスクリプト)
2014.03.17 Mon



僕の高3成績
Official Transcript オフィシャル・トランスクリプトが出た!
高3の2学期が終わって、春休みに入った。

やることいろいろ。休みの間にたくさんエッセイを書かなくちゃ。それと春休み明けに大きいテストがいくつかあるからその準備。
あと、複数の大学から遊び(?)に来るように!とか(遠くの大学の場合なおさら)、ウエブ上での集まりがあるよ!とか、秋からの科目もうレジスターできるよ!とかいろいろ。先日も、ある大学に親と行ってきた。スカラシップ条件を聞いて、Residence (レジデンス 寮りょう)の中を見せてもらった。
Residence (レジデンス 寮りょう)というのは、各大学にある学生寮のこと。大学によって少しずつちがう。一人部屋ばかりのところもあれば、二人部屋中心のところもある。トイレなどだけ共用につながっていて、部屋は別々、入り口も別々っていう仕組みのもある。
さて、僕の高3成績の話

Province(州)のMinistry of Education (教育省)を通じて、各大学へ通知される数字。
黒字がアカデミック科目で、青字がノン・アカデミック科目
English 12 (高3英語)98% Japanese 12 (高3日本語)100% Math 12 Pre-Calculus (高3理系数学) 99% Biology 12 (高3生物)99% Physics 12 (高3物理) 97% Chemistry 12 (高3化学)95% Working Experience 12A (高3労働経験A) 100% Working Experience 12B (高3労働経験B) 100% AP Calculus 12 AB (大学1年数学) 97% |
高3トップ4科目平均も、高3トップ5科目平均も、99%

全部の高3アカデミック平均(7科目)は、98%
高1 ⇒ 高2 ⇒ 高3 と、成績が上がってきてます。



努力の結果です



数値だけ見ると、高3化学が高3の中で95%と一番数字が低い。でも、化学は一番の得意科目で自信がある。


僕は、Grade 12(高3)科目を9科目とっていますが、これは、あまり普通のことではないと思います。(エリアや人によるのは当然ですが)、アカデミックとノンアカデミックの合計で6科目か7科目とってて、そのうち、アカデミック科目が4科目(多い人でアカデミック科目5科目)というパターンが、人数的には多いように感じます。それというのも、大学に願書を出すときに必要とされるGrade 12のアカデミック科目が、僕のプロビンスだと、4科目で(別のプロビンスだと、大学によっては5科目要求するところも)、その4科目(あるいは5科目)のアベレージで判定されるからです。
次に推薦状の話

校長先生と(僕が進学する)理数系の主任の先生に推薦状を書いていただけた。
校長先生は、「翔は、14歳でうちの高校を卒業します。彼は去年校長賞をとっていて、わが校のトップスチューデント。そして学校内でも学校外でもボランティア活動をたくさんしています(具体的に書かれてた)。生徒会役員です。他の生徒達に数学や日本語を教えてます。The National Book Award Winner、Loran Provincial Award Winner。とても良い子ですよ~!(その他いろいろ)」と書いてくださった。
数学主任の先生(AP Calculusの先生)は、「翔は、Math 12 Pre-Calculus でTop Award(高3数学最優秀者賞)。17年以上高校で3000人以上に数学を教えてきたが、翔は、そのうちの Top 10 に入る生徒です。(その他、学校内学校外で受賞したAwardsのことなどいろいろ)」と書いてくださった。
理科主任の先生(Chemistry 12 とPhysics 12の先生)は、「翔は、Top Chemistry 11 Award (高2化学最優秀者賞)、Physics 11 Award (高2物理最優秀者賞)受賞者であり、今年も、Top Chemistry 12 Award (高3化学最優秀者賞)、Top Physics 12 Award (高3物理最優秀者賞)の候補者です。(その他、Gifted認定のことや実験のことや大学関係のことなどいろいろ)」と書いてくださった。Biology 12(高3生物)も一番だとBiology 12の先生から聞いた。
全科目、全部のテスト、満点(100%)をめざしてる。でも、なかなか全テストで満点(100%)をそろえることができない。学校によっては、成績が良い生徒に対しても、(テストの点数が満点でなかった場合)、プロジェクト点数を上乗せしてくれるところもあると聞く。でも、僕の学校(公立高校)は、そういうのはマークのインフレーションを招くということで、反対の立場。プロジェクトの点数は、落第しそうな生徒や悪い成績の生徒にお助け加点するのには使うけど、テストで良い成績の生徒の場合プロジェクト加点はなし。だから、僕の場合、それぞれの科目の、たくさんのテスト結果の平均がそれぞれの科目のマーク結果になっててプロジェクト加点はゼロ。先生達は、落第者が少なくなるようにがんばると同時に、最終的に満点(100%評価)が出にくいよう最大限がんばる。落第者が多いのも、マークがインフレするのも、どちらもその学校への評価を下げることになるからだと思う。
そういった事情もあって、先生達は、推薦状の文中に他の生徒と僕を比較した表現を書くことで、マーク数値だけからでは分からない僕の学校での位置づけを表わしてくださったのだと思う。
勝手ながら気分は





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