カナダの大学(3)-合格のしやすさ―質問への回答
2016.01.25 Mon






(質問) カナダの高校に留学しました。 (a) トロント大学に進学するには、成績など平均いくらあればいいのでしょうか? (b) ボランティア(社会貢献)や課外活動は具体的にどのような活動をしていたのか教えてもらえますか? (c) トロント大学・UBC・マギル大学で、合格しやすさに、ちがいはありますか? |
(a)について

(b)について




(c)について ―カナダ・トップ3―
McGill University(マギル大学), University of British Columbia(UBC), University of Toronto(トロント大学)
![]() |


マギルは、とにかく、とにかく、高得点!が必要。カナダで一番高い点数を要求するのがマギル。合否は点数で決まった。僕の知り合いに、総合的にとても優秀で、英語もフランス語もぺらぺらで、マギルにとても行きたかったんだけど、点数が足りなくて残念って人がいた。マギルの場合、(「僕がアプライした年」「カナダの高校から」「サイエンスに行く場合」の話だけど)、課外活動・社会貢献は、合否を決めるための評価の対象ではなかった。ただ、(マギルも、その他のどこでも)、スカラシップをもらうには、良い成績に加えて+さまざまな体験+リーダーシップ経験+ たくさんのエッセイ書き+レファレンス・レターが必要だった。(僕の場合、高校の校長先生や、何人かの先生が、推薦人になってくださり、また、推薦状も書いてもらえた。)



The values listed below are the lowest grades used for admission for September 2015; grades that are equal to or better than those listed do not guarantee admission for September 2016.

http://www.mcgill.ca/applying/how-we-make-decisions/minimum-grades-used-admission-previous-years/canada
(Science, Biological, Biomedical and Life Sciences のところを見ると、Top 5 (5科目)が93% それからそのほか満たさないといけない条件が書いてある)
UBCは全部の学部でBroad-based admissionsになってて、合否は、点数だけでは決まらない。UBC applicants need more than just gradesと言われている(アメリカの人気大学も、たぶん、こういうやり方なんじゃないかと思う)。合格に高い点数が必要なのは当然だけど、それに加えて、課外活動・社会貢献やコンテスト結果などもふくめて総合評価。リーダーシップ力の高い学生が求められている気がする。だから、学校成績やプロビンシャル・イグザム(州の統一試験)でどんなに高い点数でも、ふたをあけるまで結果が予想できない。

The ranges below are not minima but recommended ranges to be considered for admission. Some programs may require higher averages than the ranges stated below.

http://you.ubc.ca/admissions/canadian-highschools/required-grades/
(Scienceのところを見ると、mid to high 80s って書いてる)

トロントは、「僕がアプライした年」「カナダの高校から」「サイエンスに行く場合」の話だけど、課外活動・社会貢献は、合否を決めるための評価の対象ではなかったし、合格最低点も、カナダトップ3の中で一番低かった(上の方の学生はトップ3のどこも変わらないと思うけど、少し下の方までハバ広く受け入れてくれる感じ:学生の人数が多いからかもしれない)。(日本の高校から入る場合はちがうのかもしれないけれど、少なくとも、カナダの高校から入る場合)、トロントは国際的評価や研究レベルがとても高い一方、点数が少し低くても、合格のチャンスを得やすい。だから、もし、マギルに合格するほど「ものすごく高い点数」ではないとか、UBCに合格するほど「高い点数+たくさんの課外活動・社会貢献+リーダーシップ経験+良いコンテスト結果など」がないという場合でも、トロントはチャンスをくれるかもしれない。


Please note that admission grade ranges are approximate, and can change from one year to the next. To be competitive for admission we recommend students have a minimum average of 80 per cent.

http://www.artsci.utoronto.ca/futurestudents/admissions/guidance/grades
(Life Sciencesのところを見ると、low to mid 80sって書いてある。)
BusinessやCommerceをねらう場合(僕がアプライしたサイエンスじゃないので、実体験じゃなくて、友だちから聞いた話)
UBC以外のカナダのたくさんの大学が、Broad-based admissionsにしてて、Supplemental Application Formが必要(成績に加えて、課外活動というか、いろいろなリーダーシップ経験が必要)だと聞いた。SFUも、トロントもそうだったと思う。興味ある人は、自分で大学のウエブサイトを調べてみてください。Business や Commerceの場合、コミュニケーション力やリーダーシップ力が大事。だから、課外活動も、リーダーシップ力や、コミュニケーション力、ビジネスの世界への情熱をうったえるようなものを中心にがんばるといい。そういう力をつけることが、将来にもつながるってことなんだと思う。
カナダの他の大学
上に書いた、いわゆるカナダ・トップ3のほかに、カナダにどんな大学があるか、ちょっとだけ紹介。
上の3つの大学のほか僕がアプライ・合格したSFU(Simon Fraser University)とUVic(University of Victoria)。どちらもすばらしい大学。SFUは、Maclean'sのランキングComprehensive部門でたいてい毎年カナダ1位。UVicは、カナダ2位か3位。1位だったこともある。(どちらも、学生の人数が上の3つの大学より少なく、スカラシップなどをふくめ大学全体に温かみがあり、学生からの満足度も高い大学と聞く。僕の高校時代のクラスメートや知り合いの中にも、この2つの大学から大きなスカラシップをもらい進学した人たちがいる)。
それと、僕はアプライしなかったけど、University of Waterloo、University of Alberta、McMaster University、Queen’s Universityなども、とても有名で高い評価を得ている大学。僕のカナダでのおじさんみたいな人は、U of A (University of Alberta)とWaterloo (University of Waterloo)でPh.Dをとり、McGill Universityでマスターをとり、カナダ政府で働いている。全部スカラシップだったみたい。Waterlooは、2016年Maclean'sのランキング、Comprehensive部門のカナダ2位。
Waterlooは、特にコンピューター・サイエンスや数学などの分野で有名(この分野でカナダ・トップとよく言われる)・世界的評価も高い(カナダの大学からマイクロソフト社に入社する場合、Waterlooから行くことが多いらしい。ビル・ゲイツがスカウトに来るってうわさも)。結局、僕はアプライしなかったんだけれど、かなり興味のあった大学。Waterlooが出してる数学問題集を使ったことあったし。ウエブサイトをのぞいたこともある。アプライする場合、どうしてWaterlooに来たいのかなど、いろいろくわしくこたえる形になってた。「どうしてもWaterlooで勉強したい!」という学生を合格させようとしているって感じた。高3のとき、リクルーターの方にも会った。ものすごく感じ良かった。最近は、コンピューター・サイエンスや数学以外の分野(たとえば生物系の分野など)にも、かなり力を入れているらしい。


成績が足りなかったり、条件を満たしてなくて合格できない場合でも、あきらめる必要はない!



















(高校を出てから高校時代の成績を良くする方法。高校卒業に失敗した場合でも使える。それと、高校時代の成績が悪い場合だけじゃなくて、自分の入りたい大学・学部のPrerequisite Coursesをやってなかった場合にそれを満たすためにも使える―足りないコースが1つくらいだったら、サマースクールに行ってそれを満たすという方法もある。実際、そうやってた人を知ってる。)
(A)Upgradingには2つ方法があって、ひとつは、地元のSchool DistrictがオファーしているContinuing Education (大人向けの教育:18歳から大人)に入り、高校を卒業したり、成績を良くしたり、足りない単位を取ったりして、それから大学やカレッジにアプライするという方法。あるSchool DistrictのWho Can Enroll?のところを見てみたら、”Our classes are intended to serve adults. People who are 17 years and older may register for Continuing Education courses.”って書かれてた。17歳以上ならいいみたい。ただ、僕のまわりでこの方法で成績を良くして大学へ入った人はみなカナダ人だったので、international studentsもできる方法なのかどうかは知らない。Q&Aには特に条件は書いてなかった。
(B)Upgradingのもうひとつの方法は、School Districtがオファーするコースじゃなくて、カレッジや大学(public post-secondary)などで、Adult Upgrading Programを受ける (高校単位のUpgradingをする)方法。
If you do not have the right high school courses or need to raise your grades to enter a university program, you may need to look into upgrading options. たとえば




カレッジからのトランスファーとか、高校時代の成績のUpgradingがあることでもわかるように、カナダはやり直しがきくというか、自分のペースで好きに進めばいい社会。だからなのか、カナダの大学は、僕みたいな若いのだけじゃなくて、年をとってから入学する人もけっこう多い。去年の秋、65歳で、UBCの1年生として入学した人もいて、話題になってた。

Gap yearをとってあちこち旅行をしてから大学へ入ったり、しばらく働いて学費を稼いでから大学へ入ったり、長い間全然別のことをしててそれから大学へ入るっていうことなど、よくある。大学に入ってからも、とちゅうで休んで他の国へ行ったり、働いたりしてからまた大学へ戻ってくるというケースもある。フルタイムの学生のほかに、パートタイムの学生もいる。みんな、それぞれのペースで、いろいろ好きにやってる。

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高校時代の課外活動-カナダの大学(2)-質問への回答
2016.01.18 Mon





高校時代の課外活動
カナダの大学(2)-質問への回答

カナダの高校に留学している人たちからの質問。

(質問) カナダの高校に留学しました。 (a) トロント大学に進学するには、成績など平均いくらあればいいのでしょうか? (b) ボランティア(社会貢献)や課外活動は具体的にどのような活動をしていたのか教えてもらえますか? (c) トロント大学・UBC・マギル大学で、合格しやすさに、ちがいはありますか? |
(a)については、こちら

(b)についても、まずこちらから

(一般的なこと・前提の話を書いてあります)

リーダーシップ、コミュニティ・サービス、スポーツ、芸術など、いろいろチャレンジすると良いと思う。よゆうがあればアカデミック面の(学校外での)チャレンジも。
(b)について (つづき)

学校では、高2から生徒会(Student Council)に入り、高3のとき、選挙で選ばれ、Executive Committee メンバーに。生徒会役員として生徒会活動。クラフト・フェアやいろいろなイベントをやってFundraising。みんなで集めたお金は、学校を作るための一部としてもらうため、ガーナへ送った。それと、Eco Action部での活動。そのほか、数学の先生の助手(Student Aide)として、毎週4コマ、Grade 8や、時にはGrade 10の生徒たちに数学を教えた。



市の図書館では、高校2年からStudent Library Councilのメンバー。会議に出て、図書館の先生や他のメンバーたちと、市の図書館イベントを企画したり、小学生のメンターになり英語の本読み指導をしたり、シニアの方にコンピューターやケイタイの使い方を教えたりなど。(そのころ、市の図書館で、お金をもらって働くバイトもしようとしたんだけれど、13歳だったからなのか、やとってもらえなかった。


それから、地元の小学生に日本語を教えるイベントを何回か企画してやったり、高校生たちに日本語を教えたり。
スポーツはいろいろやったけど、一番力を入れたのは空手。アプライした段階で空手を9年やってた(アシスタント・インストラクターとして5年)。
ピアノは、アプライしたときで11年やってて、学校でカナダ国歌の伴奏をしたり、年に2回、教会でみんなでリサイタルをしてきたなど。
それと、環境保護のNPOに入り、タウン・フェスティバルのYouth部門のイベントを、Youthリーダーの一人として企画・実行した。
アカデミック面では、高校から選ばれて、Mini Med School(ミニ・メッド・スクール)に送られた(カナダのあちこちの大学教授たちから、糖尿病の最先端の研究について教えてもらう2か月弱のプログラムー高校代表なので、生徒側は費用を払わなくていい)。


»»»大学との関係«««

(大学・学部のウエブサイトなどを見れば、すぐにわかる―Admissions のところを見ればいい。How to Applyとか。高校から入る場合、Admission from High School とか、High School Applicantsとかのところ。Broad based admissions とあったら、課外活動を重視しているのは明らかだし、Supplemental application form required と書いてあったら、何か、他に書かなきゃいけないものがあるんだなってわかる。ウエブサイトは、Applicantsのグループごとに、つまり、高校から入る場合・カレッジからトランスファーする場合・別のプロビンスからくる場合・海外から来る場合などで場合分けされているから、まちがえたところを見ないようにしなきゃいけない。それと、同じ大学でも学部によってちがったりするから、注意が必要ーたとえば、サイエンスでは課外活動を見ない大学でも、ビジネスだと課外活動を重視するとか。)

アプライする直前の1年だけじゃなくて、だいたい5年くらい前のものからチェックされた。ボランティア活動をして新聞などに取り上げられたり(僕も、タウン・フェスティバルのYouth部門の活動や、病気の子どもにお金を送るためのFundraisingイベントなどで新聞にのったことが何回かある)、コンテストで良い結果を出したりといったこともプラスになると思う(どんな賞を受賞したかを書く欄があった―いろいろ書いた)。課外活動は何かを1回だけやるというのではなく、何年も継続していること(少なくとも2年とか、できれば3年以上)、つまり、いつも活動的にしていることが大事。何年何月から始めて、何年何月までやったのかを書く欄があったから。それと、リーダーシップ、コミュニティ・サービス、スポーツ、芸術、アカデミック面などのように種類を分けて書くようになってた。それぞれ何かしらあるといい。でも、一部欠けていたとしても、他で補えればいいんだと思う(全部がなくても、合格してた人がいる気がする)。学校レベルだけじゃなくて、ディストリクト・レベルや、ナショナル・レベル(あるいは、インターナショナル・レベル)の活動をしていると評価が高くなると思う。レファレンスもいる。
Personal Profileを書く。それと、エッセイというか、Personal Statement というか、Statement of Purpose や、その他、ちょっとしたライティングが必要になることも。そういうとき、「課外活動」の「体験」がたくさんあると、それらをネタにできるから、書くのに困らない。いろいろやってて良かったって思った。(肩書の数を増やせばいいってもんじゃない。「体験」こそが重要。)
大学側は、「その人が、どういう人なのか」を知ろうとしている。だから、「〇〇のボランティアをやらなきゃダメ」という決まった話じゃなくて、何をやってもいい。自分の興味にしたがい、やりたいことに積極的にかかわっていけばいい。「



病院で車いすを押すボランティアをしていたり(歯医者さんになりたいって言ってた)、Scouts Canadaの活動をしていたり、教会で小学生のめんどうをみるボランティアをしていたり、高校だけじゃなくてSchool District全体の生徒会活動をしていたり、地元の子どもたちにサッカーやバスケットボールを教えていたり、サイエンス・ワールド(科学館)で学生ボランティアをしたり、南米やアフリカに行き、こまってる人達を助けたり・・・。人によって、いろいろ。
あえて、共通点をあげるとすると、多くの高校生は(僕もふくめて)、Fundraisingをして、こまっている人にお金を送ったりの経験は、たぶん、何かしらやってると思う。それに加えて、いろいろやってる感じ。将来、進みたい分野と関係する課外活動をするというのも、とても自然だし、良いといえる。ただ、進む分野を、はっきりとは決められないときは(それは、よくあることだと思う)、興味がもてるものなら、なんにでも、チャンレジしていけばいいと思う。僕も、いろいろな分野にチャレンジしました。



つづきは、こちら。

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質問への回答(その2)
2016.01.11 Mon



質問への回答(その2)

(質問はプライバシー部分などカットして、短くまとめてあります)
説明:
IB= International Baccalaureate(国際バカロレア)。AP(Advanced Placement:アメリカ系)とはちがうけど、どちらも高校時代に大学1年レベルまでやれるシステム。カナダには両方ある。APやIBの最終試験で良い成績を取ると、大学1年の科目をスキップできる場合がある。IBにはSLとHLがある(SL=Standard Level、HL=Higher Level)。つまり、質問者さんは、難しい物理を勉強しているってことです。

僕は、IBやってないから(IBの高校じゃなかった)、具体的には分からない。でも大学1年物理は終えているので、思うことを書いてみます。
高校や大学1年レベルの場合、「物理ができる人は、数学もできる」。高校時代に、ある先輩から「物理が全然わからん。助けてくれ!」って言われて教えたことがある。いっしょに問題を解いてて気づいたんだけど、その先輩は、前提となってる高校数学が分かってなくて混乱してた。質問者さんも、高校数学の前に、「中学数学が得意でなかった」とのことなので、数学でつまづいている可能性があると思う。
それと、物理を英語で勉強している場合、(英語は、苦労してない人みたいだし)、日本語の高校物理のウエブサイトよりも、英語のIB用物理のものを使って勉強した方が、ぴったりあってて、わかりやすいんじゃないかな。
(つけたし)

物理や数学は、わかるところまでもどり、そこから積み上げていくしかない。
でも、どこからわからないかも、わからないという場合(僕が質問を受けた高校時代の先輩がそうだった)、高校の物理の先生のところへ行って相談するのがいいと思う。「なんとなく、わからない」と言うんじゃなくて、わからない問題を持って行き、解き方を聞く。遠慮しないで、わかるまで質問する。そうすると、先生の方でも、「ああ、この生徒は、ここからわかってないんだな」ってことが、わかる。そのとき、すかさず何をやったらいいのかを具体的に聞く。復習する。これを、くりかえす。
分野的にあまり得意じゃないのに、どうしてもそちらに進みたい場合(そういうのも、もちろん、ありだ!)、人よりたくさん努力する必要があると思う。


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質問への回答
2016.01.09 Sat



質問への回答

ポイントだけ書くと、
・あなたの書いた英文は、英語人に見せたら、だいたいの言いたいことは、伝わる。
・文法的にというのか、どう言ったらいいのかわからないけど、あきらかに「?」ってところを、直すことは、できる。
・でも、それを直しても、英語人の耳には、違和感がある。
・どうしてかっていうと、それは、structureの問題。
・structureを変えれば、英語人の耳になじむような英文に変えることは、できる。
・でも、そのstructure部分を変えてしまったら、もう、それは、その有名な日本人の話した言葉ではなくなってしまう。その名言の訳として、どうなの?っていう問題はおきる。
・それと、structureを変えて、わかりやすい英文に変えても、次の問題が。内容面というか、単語の意味としてというか、文化的にというか、英語人の感覚と、ちょっとちがうところがある(説明省略)。
・でもまあ、それでも、押し切ってしまうという手もある。
・ただ、ぶなんに終わらせたいなら、別のにした方がいいかもとは思った。
・日本人の名言を使いたい、自分の好きな言葉を紹介したい、という気持ちは、よくわかったので、できるだけ何とか、良いアイディアがあれば、とも思ったけど、まあ、そういうことです。
・英語と日本語がわかるから、訳せるかっていうと、そう単純じゃないです。

イギリスのことは、よくわからないです。ただ、がんばる気持ちがあるなら、いくらでもチャンスがあるだろうと、僕は、思っています!



1 自分から男子を誘う (ある意味、僕、このパターン。ただ、例は少ないかも。あたってくだける覚悟がいる)
2 他の女子といっしょに行く (二人でもいいし、女子グループでもいいし。これは、よくあるパターン)
3 一人で行く (現場で、他の知り合いをみつけて、話せばいいー僕のブロ友さん(男子)のパターン)
4 行かない (これは、もったいない気がするので、すすめません)
今、思い出してみると、「ねえ、プロム、いっしょに行く相手、決めた?」ってお姉さん女子から、言われたことがあったよーな。そのときは、まったく思わなかったんだけど、もしかしたら、あれは、「さそってくれ」っていう意味だったんだろうか?
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カナダの大学(1)-質問への回答
2016.01.07 Thu



カナダの大学(1)-質問への回答
冬休みが終わった。



カナダの高校に留学している人たちから、「カナダのトップ大学に合格するには何点あればいいですか?」という質問をよく受ける。たとえば下の質問など。おそくなったけど、ここで一般的な形にして回答します。

(ちょっと長くなるので、何回かに分けて、書きます)
![]() だから、僕がアプライした「年」、アプライした「学部」(Science)、「カナダの高校からカナダの大学にアプライ」、「僕の住んでいたプロビンス」などが前提になってる。僕の話を参考にするときは、この点、ご注意ください。 |
(質問) カナダの高校に留学しました。 (a) トロント大学に進学するには、成績など平均いくらあればいいのでしょうか? (b) ボランティア(社会貢献)や課外活動は具体的にどのような活動をしていたのか教えてもらえますか? (c) トロント大学・UBC・マギル大学で、合格しやすさに、ちがいはありますか? |
(a)について
カナダの大学は、たいてい、前の年の合格最低点数、あるいは、毎年のだいたいのレベルを、学部ごとに大学ウエブサイトで公表しています。それを見ると、正確なことがわかる。年によって数字が変わるので、数字はそれぞれの大学のウエブサイトで新しいものを見てください。僕がアプライした年、トロント大学は、もっとくわしい情報(合格者の成績分布図)も開示してた。
あと、トロントと一言でまとめて言うことはできないです。学部のちがいはもちろん、そもそも、どのキャンパスかでも、ちがう(トロントは3つあったと思う)。まずは英語で、大学のウエブサイトなどを調べてみることが大事。
でも、だいたいのイメージとして、たとえば、これ、参考になると思う。


それと、高校のカウンセラーの先生(進路指導の専門の先生)に相談するといいです。いろいろなことを、くわしく教えてくれると思う。
(b)について
僕が高校時代にやった課外活動については、このブログ(中学・高校、「大学」に向けて、カナダでバイリンガル生活のカテゴリなどに少しずつ)と、僕の本の中に書いてある。あと、ここにも少しまとめてあるので、どうぞ。

(ブログのあちこちに書いたことだけど)、カナダでは、well-roundedが大事。
リーダーシップ、コミュニティ・サービス、スポーツ、芸術など、さまざまなことにチャレンジするのが良いと思う。僕も、勉強50パーセント、課外活動(Extracurricular activities)50パーセントというくらいの力配分で、いろいろなことにチャレンジしました。






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質問やコメントへの回答です
2016.01.03 Sun



いただいている質問やコメントのいくつかに回答します。
(回答がかなりおそくなってしまってすみません。質問・コメントの表現を一般的な形に変えたり、プライバシー部分をカットしたりしてあります。)
Q1 カナダの中学・高校の社会の勉強について
こちら



Q2 カナダに行って、小学生のベビーシッターさんに本の読み聞かせをしてもらったそうですが、ただ、本を読んでもらっただけですか?それとも本の内容について話したりしてましたか?
ただ読んでもらってた時期もあるし、交代で読んだ時期もあります。また、少したってからは、内容について質問されたり、思ったことを話したりしてたことも。あと、親には、日本語の本を読んでもらっていました。やり方は同じ。
Q3 ベビーシッター代はいくらでしたか?
小学生のお姉さんたち(12歳くらい)を頼む場合、ふつうのベビーシッターだと、そのころ、1時間3ドル(300円くらい)くらいだったそうです。でも、本をたくさん読んでもらうから、1ドル上乗せして、1時間4ドル(400円くらい)でお願いしたと聞いています。4000円じゃなくて、400円。小学生のバイトだから。
Q4 本を読んでくれるベビーシッターのお姉さん達は、どうやって見つけましたか?
親が、近所のお姉さんたち(隣の家とか、隣の隣の家とか)に話をつけたんだと思います。cul-de-sacだったから、仲良くなりやすかったのかも。僕も(英語が苦手でも)近所の子とコマをまわして遊んでたし。それと、時々、僕自身、小学校で上級生のお姉さんたちから手紙(あなたのベビーシッターやります!っていう、電話番号つきの売り込み手紙)をもらったりしてたので、そのお姉さんたちも。僕は、なんとなく上級生のお姉さんたちに捕まるのがこわくて



Q5 前にブログに書いてあった、英語と日本語の数字の書き方についてですが、どう違うのですか?
うーん。1も4、5、6、7も、少しちがうけど、どう説明したらいいのか。でも、大学に入ってからは、そういうことは全く気にしてないです。気にする必要もないし。ただ、小学校のころは、気をつけていたと思います。こういうことを気にした方がいいのは、たぶん、小学校は英語国にいて、中学から日本っていう子ども(僕も、そのはずだった)。そうでなければ、気にしなくていいと思います。
Q6 カナダのgifted教育について、教えて頂けませんか?
カナダは広いから、エリアによって、いろいろちがうかもしれない。僕の住んでたエリアだと、ふだんは、いつものクラスにいるんだけれど、時々、そのクラスから取り出されて、少人数のギフティッド教育を受けるというやり方。教育委員会のギフティッド・プログラムと、学校のギフティッド・プログラムの両方がありました。小説を書いたり、シェイクスピアを読んだり、劇をやったり、科学者の話を聞いたり、ウソ発見器を作ったり、算数の応用問題解いたり、チェスもやったかな。いろいろ。僕の本と、あと、プレジデント Family (ファミリー) 2015年 01月号(2014年12月5日発売)を読むと、もっとイメージがわくと思います。


Q7 アメリカ に住んでます。成績を上げて上のクラスに行く方法を教えてください。
しっかり勉強する!アメリカに住んでいる人から、コメントをもらったことが何度かありますが、それによると、アメリカには、数学などで飛び級して、年がかなり若くてもCommunity Collegeで勉強している人は、けっこういるとのことでした。かなり自由にチャレンジさせてもらえるみたいです。こちらにも、少しヒントが書かれています。

Q8 単語がなかなか覚えられないんですが、どうしたらいいですか?
これも、よく受ける質問のひとつです。文章の中で覚えるといいと思います。ワークブックをやるのもいいし、Context Cluesを使いながら、本をたくさん読むのもいいと思います。それと、単語力を増やすための小説を読んだり、ワークブック(文章題)をやるときなど、出てきた知らない単語に黄色く色をつけ、後でざっと見返したりもしてました。
これらなど、参考になるかと。





そのほか、僕のブログのカテゴリ「英語学習」のところを見てください。
Q9 アニメに興味ありますか?
はい。日本のアニメやマンガは、こちらでも、大変な人気です。僕も、ひととおり、わかります。
Q10 極楽と書ける生活が羨(うらや)ましいです。こっちは地獄の外国生活です。
大変そうですね。今日より明日が良くなると信じて、何とかしのいでください。「極楽」っていう言葉には、裏があり、です。本にも書きましたが、英語の本をたくさん読んでもらって、脳みそがとろけそうになって、そんなとき、父さんに、「極楽だな。金髪の姉ちゃんに本たくさん読んでもらって」って言われました。「ゴクラク=大変」という意味? って裏話があります。らくらく~~~っていうわけじゃなくて、僕も、努力しています。
Q11 算数・数学の勉強、どんなテキスト使いましたか?
問題を解いた。日本語では、アルゴの通信教育、Z会受験コース。四谷大塚や算数オリンピックの過去問や東京書籍の問題集だったかな、それらも少し。英語では、University of Waterlooのハイスクール用のMath問題集を小学校の時に、学校で算数の時間に解いてた(先生に、君はこっちの問題集をやるようにって言われてたから)。それと、カナダの高校の数学教科書、University of Waterlooのコンテスト用Mathの過去問。大学では、大学数学の教科書と教授から与えられた問題(大量にある)。数学は好き。ひらめくと楽しい。それと、昔、いろいろ遊んだ。パズル・磁石・アルゴ・トリンカなど。
Q12 私は、外国(A)で育ち、外国(B)の大学に進学しました。両親日本人で家族内は日本語のみ。兄弟とも日本語で話し、夏休みには日本の祖父母のところに帰ります。A国でも、B国でも、日本でも、「そんなこと(その国にずっと住んでいたら知っていること)も知らないの?」と言われ、とても傷ついています。どうしたらいいと思いますか?
いじわるな人は、ムシするのがいいと思う。でも、何となく、そう言っちゃっただけで深い意味はないってこともあるかもしれない。だから、とりあえず、「うん、知らない。それ、どういうこと?」って聞いて教えてもらう。でも、イジメみたいな感じだったら、そういう人は、もう相手にしないのがいいと思う。
Q13 トロント大学とUBC、どっちへ行こうか迷っています。アドバイスお願いします。
この質問も、よく受けます。どちらも、とてもいい大学。だから、どっちへ行ってもいいと思う。僕も、高校時代、トロント、UBC、マギル、SFU、UVic、全部に行きたくて迷ったから、気持ちはわかる。この記事、参考にしてください。

Q14 ストレスがあって、頭がのびのび働いていない気がします。「こうすれば毎日が面白くなるよ!」などのアドバイスをください!
(1) その場でジャンプを50回(なわ飛びのイメージ)。
(2) 背筋を伸ばして、座禅を組む(フル・ロータス)。
(3) 寝る前にニコッと笑って楽しいことを考える!

Q15 悩みをかかえています。これからを生きるアドバイスをください。
坂道を上るときは、音楽を聴くといいと思う。


Chopin(ショパン)のBallade No.1 この1年4か月、大学に入ってからの僕を励まし続けてくれた曲。おすすめです!


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新年のごあいさつ
2016.01.01 Fri



明けまして、おめでとうございます!




去年の夏、島根県にある出雲大社で撮った写真。岐阜県の人たちが奉納したもの。
出雲大社へお参りに行ったときの話は

(さざれ石:もともと小さな石の意味であるが、長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化したもの

さざれ石の由来、こちら


旧年中はあたたかい応援をいただき、どうもありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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