プロジェクト・論文読みほか
2016.05.27 Fri



プロジェクト・論文読みほか
いろいろ質問もらってたり、カギコメもらってたりするし、ギフティッド・飛び級の話も、まだまだつづきがたくさんある。でも、それはまたそのうちということで、今日は、別のこと。
今日の話は、

ちょっと前のこと。
教授に言われ、この間から、プロジェクトに入れることになった(っていうか、もう、やり始めてる)


ラボでは、先輩にいろいろ指導してもらってる。ラボテクニーク的なことはもちろんだけど、論文読みの指導も受けてる

論文(学者の書く論文)は、分野によっては、読んですぐに意味がわかるものもある。それと、レビュー論文は、だいぶ前から読んでる。でも、知ってる分野じゃない場合、レビュー論文以外だと、読んでも、よくわからなかったりする。僕は、大学2年を終えたに過ぎない。だから、まだ知らないことが多い(知らないことばかり)。まあ、これは、ふつうみたい。みんな最初そうだったって先輩たちから聞いた。
先輩たちは、とても親切で、たくさん教えてもらってる。
論文読み指導のやり方は:
1.先輩(僕から見ると先輩っていうより先生)が、毎週1つずつ大事な論文を指定。
2.僕は、実験のあいだ、手のあいたときなどに、ドンドン読み進める。
3.先輩(先生)の手のあいたときに、僕の方から、わからないことを質問する。
4.僕は、理解したうえで、その論文についてペーパーをまとめて提出。
5.先輩(先生)が提出したペーパーをチェックして、コメントしてくれる。それと、
6.ちゃんと理解してるか、先輩(先生)が僕に質問し、僕がそれに答える。
これを、毎週くりかえす。
少し重たいときもあるけど、力がつくと思うので、がんばってます。
それと、先輩たちの発表があるときは、いつも行って話を聞いています。
親切な先輩たちに、すごく感謝してます

そのほか、ラボ以外では、データ・サイエンスの勉強をしています(あるアメリカの大学のコースを利用して勉強してる)。
今は、「R」(programming language)(R言語)の勉強をしているところ。
他にも、いろいろやっています。盛りだくさん状態なので、質問への回答は、おそくなるかもしれません。緊急性と重要度が高そうな質問(困ってるレベルが高そうな質問)や、複数同じような質問があった場合の質問などから優先して回答しようと思っています。質問の回答を、ずいぶん長く待たせてしまっているみなさん、どうもすみません。応援してくださってるみなさん、どうもありがとうございます!
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ギフティッド・飛び級(2)
2016.05.24 Tue



ギフティッド・飛び級(2)
ただいま、こちらは、5月の連休中。
前からのつづき。前の話はこちら。


具体的な質問の予測はできないけれど、もしかしたら、「僕がどういう生徒なのか」を、僕の本やブログなどで「観察」したら、そこから見えてくるものがあるかもしれない。「ギフティッド」や「飛び級」という文字だけを追っていたら見逃してしまいそうなところにこそ、ヒントがあると思う。
僕の本の一部分じゃなくて、全部を読んでほしい。日本での体験だけど渋幕での面接の話だって参考になるかもしれない。お手伝いの話とか。ボランティア。スポーツや、コンバインド・クラスでの年上に混じっての経験。興味のあることにズンズン突き進む。積極性。
たとえば、僕は、年は3つ下だったけど、高校のときは、生徒会役員に立候補したし(その後、選挙で当選!)、大学1年のときは、サイエンス学部の1年生代表に立候補したし(その後、選挙で当選!)、大学2年だった今年は、ある団体のコ・チェア(部門の責任者)に立候補した(その後、みんなから選ばれた!)。そういう積極性が大事なんじゃないかな。(その他のボランティア活動などについては、本に書いてあるほか、たとえば、ここにも少し書いてあります。

小学校のときは、スピーチ・コンテスト(パブリック・スピーキング)で、2年連続、学校代表に選ばれた。その後、ディストリクトでのスピーチ・コンテストでも、2年連続、オナーズをもらった(僕の学年では僕だけだったと思う)。たくさんの人たちの前で、演説する度胸っていうか(まあ、僕も、最初は、かなりドキドキしながらやってたんだけど、だんだん慣れてきて、調子が出てきた。カナダでは、キンダーガーテンのころから、「みんなの前で発表する」ってことをたくさん経験する)。
それから、小学校のとき、コンバインド・クラスって呼ばれる、上の学年と下の学年が合体したクラスに(下の学年の生徒として)入っててた経験があったのも良かったと思う。上の学年(年上)の生徒たちと一緒にグループ学習することに慣れてた。スポーツも年上の生徒たちと一緒にやってたし、日本語学校もそうだった。
先生たちは、面接などで、「この生徒は、年上の生徒たちの中に入って、ちゃんとやっていけるか?」ってところを、見るんだと思う。
心と身体の成熟度。体力。聞く力・話す力・読む力・書く力。(カナダの学校では、「みんなの前で発表」することが多い。それと、人の発表をきちんと聞いて、それに対して意見を言うことが求められる。キンダーガーテンでもそう。毎日、「発表の時間」がある。それと小学校では、たくさん読み、たくさん書く。)グループ学習に参加する力&リーダーシップ力。(カナダの学校は、「グループ学習」が多い)
あと、細かいことを言うと、「身体が大きい」としたら、それもプラスになると思う(上の学年になじみやすい)。それと小学生くらいの場合、誕生日が少し関係する場合があるかも。たぶん、一番いいのは、1月1日生まれ(僕はそうじゃないので、絶対的な話じゃないと思うけど)。そして、一番不利なのは、12月31日生まれ。
つまり、「勉強ができる」とか、「IQが高い」とかいったことは、たぶん、「学年飛び級」のために必要とされる、ほんのちょっとの部分(前提の部分)に過ぎない。
それと、ときどき、北米の大学で「飛び入学」する子ども(早くにカレッジや大学に入る子)がいて話題になるけど、たいていは「ホームスクール」。家で勉強してて、学校には「通っていない」。たぶん学校では対応できないんで、やむなく親が教えるってケースなんだと思う。宗教的な理由だったり、集団での学習に向かない場合だったり、家で上の学年の勉強をしてたりなど。いろいろ。
「ホームスクール」で上の学年の勉強をする場合と、「公立の普通の学校」で「学年飛び級」する場合とでは、必要とされるものが、ちがう。

(カナダの「公立の学校」で、「学年飛び級」をするのに必要だと思うこと)
(A) 心も身体もじゅうぶんに成熟していること
(B) 年上の生徒たちに混じってうまくやっていけること
(スポーツやボランティア活動などで、「年上の生徒たちとグループ行動」した経験があるとよい。コンバインド・クラスなどで、「上の学年の生徒たちと一緒にグループ学習」した経験があるとよい。)
(C) 積極的に自分の意見が言えるタイプであること
(D) 英語がフランス語のどちらかが、(「学年飛び級」で入る)上の学年のカナダ人のネイティブたちより得意であること
(E) 芸術面とスポーツ面も強いこと
(F) すべての科目において、高い学力があること
面接で、そういったことをちゃんと示すことができれば、プラスに評価されると思う。
そして、年齢にもよると思うけど、小学生くらいの場合、もし、(G) 身体が大きく、(H) 1月生まれであれば(僕はちがったけれど)、なおよいのかもしれない。
「自分が教育委員会の先生だったらどう考えるか?」っていう視点で、考えてみるのがおススメ。
「ホームスクール」じゃない、「ふつうの公立学校」の「上の学年に飛び級」という話の場合、精神的にも、肉体的にも、「上の学年になじめるか?」ということが、一番大事なポイントだと思う。(また、上の学年の他の生徒たちにイヤな思いをさせないか?っていう視点も必要かもしれない。)
ただ、「学年飛び級」じゃなくて、「科目飛び級」の場合は、もう少し気軽に許されてる気がする。特に、留学生が、算数・数学などで学年飛び級することには、学校側も、慣れてると思う。
以上、僕の体験や聞いた話から、思ったことをまとめてみました。
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Category: カナダで飛び級
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ギフティッド・飛び級(1)
2016.05.23 Mon



ギフティッド・飛び級(1)
ギフティッドや飛び級のことについて、よく聞かれる。また、「カナダで飛び級したい。どうしたらいいか?」という質問も。前にもどこかで答えたかもしれないんだけれど、今回、また聞かれたので、ここに、もう一度、まとめておきます。(他の質問も受けていますが、少しずつ、書いていきます。おそくなってすみません。)


プレジデントFamilyの2015年01月号もおススメです。
こちら

今だと同じ内容のものが、まだネットで無料で読めます。リンクをたどっていって、プレジデント・オンラインの記事を読んでください。
こちら

それらを読んでいるという前提でポイントだけ書くと、
1 カナダでは、「学年飛び級」は、ないわけじゃないけど、それほど一般的というわけではない。(「科目飛び級」は、学校によるけど、時々ある。)
2 「ギフティッド」認定の方が、よく聞く。
3 「ギフティッド」と「飛び級」は、ちがう話。
4 「勉強ができる生徒」が、「ギフティッド」ということでは、ない。
(「ギフティッド」は、クリエイティブだったり、好きなことをドンドンやるタイプで、世の中を良くしていこうっていう気持ちがある人。高校時代、ギフティッドとは知らずに知り合いになり、後でギフティッド・ミーティングでも出会い、相手もギフティッドだと知ったケースがある。そのとき、「ああ、やっぱりな!」って思った。その人は、「科目飛び級(英語とフランス語の両方)」もしてたけど、そのこと以上に印象的だったのは、ものすごく「ヘルプフル」で、体力面はもちろんメンタル面でも成熟してて、「誰もやらないことでも、自分で考えて、ズンズン前へ進む人」だった。つまり、「ギフティッド」は、「勉強ができる人」という意味では「ない」。)
5 「勉強ができる」からといって、「飛び級」させない(特に、「学年飛び級」)。
(「飛び級」には、向き・不向きがある。向く人は、心と身体が大人なタイプで、上の学年の生徒に混じっても気にしない人。考え方が成熟してて、芸術面もそうだけど、特に運動もできて、上の学年の子たちの中に入っても、体力的にも、大丈夫ってタイプ。僕の場合、ピアノが弾けたことや、空手で大人クラスに長くいた経験なども、「飛び級」判断にプラス評価されたんだと思う。スポーツが上の学年の子なみにできる、体力がある、っていうのも、大事な判断材料になると思う。)
6 「学年」は、国語力(英語力かフランス語力)で決まる
(高校の副校長先生に言われたことです。)
すごく誤解されやすいみたいなんだけど、「学年飛び級」に一番大事なのは、算数や数学の力じゃなくて、「国語力」。

(つづく)
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Category: カナダで飛び級
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大学のラボでの仕事
2016.05.15 Sun



大学のラボでの仕事



ラボで働く前に、ラボ・セイフティのコースや、いじめ・ハラスメント防止やその他セイフティのためのコースを受ける。テストを受け、パスしてから、カギがもらえるしくみ。コースは難しくないので、すぐにパスできた。カギをもらった


建物の入り口には、セキュリティの人がいる。その他、いろいろセキュリティ対策がされている。ちょっと危険なモノもあったりするし。具体的には書かないけれど、簡単に言うと、関係者以外、中に入れないようになってる。場所によっては、もっと厳しくなってる。
それと、そもそも狭い世界というか、みんな顔見知りらしい。だから、研究所の中を、知らない人がウロウロしてると、「あやしい!!!」となって通報されちゃうかも・・・・と言われ、最初の日、先輩に連れられて、ご近所ラボにも、ごあいさつに行った。
教授からは、マスターやPh.D生徒たちが発表する場に出席するよう言われた(発表は、ちょこちょこある。すでに何度か行った)。教授は僕を他の教授たちに紹介してくれた。大学院生たちの発表に対して、教授たちは、いろいろ突っ込みを入れたり、サジェスチョンをしたりしてた。他の大学院生たちも質問してた。ディフェンスする方は大変だけど、かなり勉強になるんだと思う。僕はまだ知らないことばかりで、空中戦を下から見てる感じだった。
ラボでは、教授が今やってる実験の話や、論文の話や、いろいろ新しいことを習うほか、いわゆるハンズオンのテクニークを習ってる。僕がやってる実験は・・・・・実は、けっこう失敗している。でも、毎日、少しずつ、良くなってる

ランチは食べる場所がだいたい決まってる。だから、自分のラボの先輩たちだけじゃなくて、ご近所のラボの大学院生たちとも、よく一緒になる。とてもいい雰囲気。いろいろ雑談をしてる。
このところ、上に書いた、新しくはじまったラボでの仕事のほか、文章を書いたり、その他やってることがたくさんあって、ファイナル時期なみに充実してます!
質問やコメントなどもいろいろいただいているんですが、なかなか時間がとれないので、気長に待ってもらえたらと・・・。それと、時々しかアップできなくてすみません。それでも訪問・応援してくださる皆さま、どうもありがとうございます




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Category: 大学生活
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話題の本
2016.05.07 Sat



話題の本
試験が終わり、人に会ったり、会議に出たり、ふだんは読めない本を読んだり、空手のクラスに出たり、移動したり、・・・・・いろいろなことがあった。
ブログに書くのが、かな~り、おそくなってるんだけど、少しだけ書く。
ある教授が僕を雇ってくれた



去年から入っている団体で、今度は、コ・チェアー(部門の責任者)に選ばれた

採用面接。「される側」のほか、「する側」っていうのも経験した。ちょっと不思議な気分。
カナダでのおじいちゃん・おばあちゃんみたいな老夫婦(カナダ人)のところへも遊びに行った。僕の高校の卒業式にも来てくれた人たち。彼らの息子は、カナダ政府の仕事をしてる。今度のG7サミットに首相に同行して日本へ行くって言ってた。フランスにも行ってたし。ああ、がんばってるなって思った。
あと、前からちょっと話題になってた本があったので、僕も読んでみた。
ジョン・グリーン(


"A tense, moving, and wondrously strange first novel. The photographs and text work together brilliantly to create an unforgettable story." - John Green
CNNは、”Readers searching for the next Harry Potter may want to visit Miss Peregrine's Home for Peculiar Children." って言ってたみたいだ。



大学の本屋さんじゃなくて、ふつうの本屋さんへ行ってみた。そしたら、「13+のコーナー」(13歳から。ティーンが読む用の本のコーナー)で売ってた。僕は16歳だから、年を考えれば、ティーン用のコーナーにある本を読んだって、全然おかしくない。でも、ふだん、20歳以上とか、なかには、25歳以上とかの人たちと一緒にいるからなのか、なんか、ティーン用のコーナーに行くと、子どもにもどったような・・・ちょっと変な気分。小学校高学年のころ、ちょっと背伸びして(?)、本屋さんのティーン用のコーナーをうろうろして、そこにある本を読んでた気がする。
3冊とも読んだ。かなり、おもしろかった。味わいながらも、いっきに読んでしまった。

本を買うとき、店員さん(大人の女性)が、「あ、これ、これ、私もこの間、読んだのよ~。ものすごくおもしろかったよ~。」と言っていたから、たぶん大人が読んでも楽しめる本なんだと思う。THE #1 NEW YORK TIMES BEST SELLER っていうシールが本についていた。
秋には、映画がやってくる。これ。

Miss Peregrine’s Home For Peculiar Children

日本では、2016年冬公開みたいです。

ミス・ペレグリンズ・ホーム・フォー・ペキュリアー・チルドレン
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Category: 英語学習
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