学年末 The End of the School Year

2012.06.04 Mon

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学年末 The End of the School Year

ご質問をいただいたので、本文の方で、お答えします。

短くまとめると、「カナダの学年末 The End of the School Year は、いつなのか? この時期、日本の学校に体験入学している人がいるのだけれど。」というご質問でした。

ものすごくおおざっぱに答えてしまうと、
カナダでは、9月から(Labour Day の後から)が新学期で、6月末が学年末 って言えると思います。
夏休みは、7月、8月、そして、9月の レイバー・デイ Labour Day までです。丸2ヶ月以上、夏休みです。ちなみに、Labour Day レイバー・デイは、the first Monday in September 9月の最初の月曜日です。


            
日本の場合、(原則を言うと)、4月からが新学期で、3月末が学年末ですよね。で、日本全国、どこでも、だいたい同じということになっていると思います。

カナダの場合、教育については、それぞれのプロビンス province が大きな権限をもっているので、プロビンスごとに、少しずつ、いろいろなことがちがうみたいです。プロビンスは、州のようなもので、日本の都道府県より、ずっと大きな権限をもっていると思います。

たとえば、教育のカリキュラムは、各プロビンスごとに、ちがいます。ですから、教科書も、プロビンス によってちがいます。それに、そもそも、「小学校が、(日本と同じように)、6年生まで」のプロビンスだけではなく、「小学校が7年生まである」プロビンスもあるほどです。

以前、アメリカのテキサス州に住んでる友だちが、うちに遊びに来たことがあるんですが、そのとき、テキサス州では、5月末に学校は全部終わりになって、6月、7月、8月(プラスちょっとの9月)、つまり丸3ヶ月以上が夏休みになると言っていました。6月のテキサスはかなり暑いからだそうです。でも、州によってちがうって。

アメリカも、カナダと同じで、州によっていろいろちがうんだろうなって思います。

というわけで、プロビンスごとに、少しずつちがいがあるとは思いますが、おおざっぱに言ってしまうなら、カナダの学校は、9月に始まって、6月に終わるってことで、共通してると思います。


            
もう少し細かく、僕の知っていることや僕の周囲のことを、書いてみます。
もっとも、ギリギリまで正確に書こうとすると、細かい例外があったりして、なかなか話が先に進みません。そこで、イメージがわくように、できるだけ、ざっくりと書いてみます。

まず、僕のエリアでは、学校といっても、(1)小学校、(2)中学校や高校、(3)大学で、それぞれ、学年末の時期が、ちょっとずつちがうように思います。

(1)「小学校は、6月下旬が学年末」です。

(2)「中学や高校はどうかというと、小学校とはちがって、6月半ばが学年末」です。

ただ、僕のプロビンスでは、高校卒業のためには、プロビンシャル・イグザム Provincial Exams (プロビンスの統一試験)を、5つ受けることが必要です(例外はありますが、ここでは、一般的なケースについて書きます)。

プロビンシャル・イグザムは、いろいろな時期に受けることもできるんですが、一般的には、6月下旬にこの試験を受ける人が多いです。その結果、プロビンシャル・イグザムを受ける高校生にとっては、感覚的には、やはり、6月末が学年末という感覚になります。プロビンシャル・イグザムを受けない高校生であれば、6月半ばが、学年末という感覚だと思います。

また、最終学年(Grade 12 グレード12 高校3年生)の生徒の場合、テストはだいたい5月で終わりますし、卒業式は、6月の第二週の週末なので、5月下旬くらいには、もう学年末感覚になるようです。

実は、僕の空手の先輩達が、ちょうどGrade 12 高校3年生で、今年卒業なんです。それで、僕は、2つの高校(僕の高校ではない別の高校です)の卒業式に招待されています今度の週末が、卒業式なので、(自分自身の卒業式よりひと足さきに)カナダの高校卒業式にデビューする予定です時間とれたら、卒業式がどんな風だったか、ブログに書きたいなって思っています。

(3)大学は、とってるコースによって、つまり、人によって終わる時期がちがうと思います。僕の知ってる先輩たち(大学に行ってる空手の先輩たちです)は、だいたい5月半ばくらいにはテストが終わって、解放されていたように思います。でも、終わった後、その次の特別コースをとったりして、その結果、つい先日まで学業に専念していた人もいるし、そもそも、夏休みのコースをとる人もいるので、一般的に言うのは、高校の場合より、説明しにくいかも。でも、周囲の話を聞いていると、だいたい、5月半ばには終わるっていう感覚みたいに思います。


            
参考までに、Wiki のEducation in Canadaからの説明を、引用します。
 
Canada generally has 190 (180 in Quebec) school days in the year, officially starting from September (after Labour Day) to the end of June (usually the last Friday of the month, except in Quebec when it is just before June 24 – the provincial holiday).

カナダの学校は、ふつう、一年のうち190日(ケベックは180日)のスクールデイがあって、公式には、9月のLabour Dayの後から学校がはじまり、6月の末に終わります(ふつうは、6月の最後の金曜日が最終日です。ただし、ケベックの場合は、プロビンスの祝日である6月24日の直前が最終日)。


            
僕の場合は、高校生なので、学年末は、「6月半ば」です。
でも、今年は、プロビンシャル・イグザムを受けるので、今、まだ、ちょっと忙しいです。

それと・・・うーん。これ、書いていいのかな? 
ある大学のある部門から、僕にお誘いの話が来てて、・・・一度、お断りしたんだけど、その後、また話を持ってきてもらえたので、・・・どうしようかな・・・・・っと。で、とてもうれしいんだけど、、、でも、お断りする方向で考えていて・・・、そんなことやら、なにやら、いろいろな理由で、今、なかなか、更新できない状況です(ぺこり)。

ご質問の後半については、なぜなのか、僕の日本語学校経験からも心当たりがあるので、次回、書こうかなって思っています。

つづきます。

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Re: タイトルなし

マリー さんへ

> 卒業式のお話楽しみにしています。

ありがとうございます(^^)。時間あるときに書きます。

> 国によって本当に様々ですね。

そうですね(^^)。


よたろう さんへ

>  日本でも、大学を中心に、9月入学が進められてきています。国際化の波の中でやむを得ないことかもしれません。でも、私のような古い人間は、入学式=桜の花の言うイメージがあります。

僕、桜の花、大好きです。ブログに桜のことも書きました。もし、まだごらんになってなかったら、どうぞ。
http://canada7.blog.fc2.com/blog-date-20120411.html
http://canada7.blog.fc2.com/blog-date-20120412.html

> 大学だけが、9月入学にして問題が出てきます。やるのなら、学制から検討し、全てでやらないと意味がないような気がしています。

過渡期・・・・・ということなんですかね?

Edit | 2012.06.07(Thu) 06:28:12

よたろう >>URL

初めまして。翔さんのすごい才能にいつも感心しています。
 日本でも、大学を中心に、9月入学が進められてきています。国際化の波の中でやむを得ないことかもしれません。でも、私のような古い人間は、入学式=桜の花の言うイメージがあります。
大学だけが、9月入学にして問題が出てきます。やるのなら、学制から検討し、全てでやらないと意味がないような気がしています。

Edit | 2012.06.05(Tue) 11:08:12

マリー >>URL

卒業式のお話楽しみにしています。
(プロムは出ませんよね?)
落ち着いてからで良いですよ。
のんびり待っています(^^)

米国では州独自の教育カリキュラムがあり、
州ごとの学力水準に開きがあると聞きました。
国も広いし民族も多様。
だからこそ取り組み方も違うのでしょうね。

日本の教育は全国どこへ転校しても、
同じ教育水準だから授業についていける。
それはそれでいいことだと思うけど、
何とも面白みに欠けると言うか・・・
残念な部分でもあります。

うちの息子は変わった特性を持っているので、
日本みたいに
『みんな同じが良い、他とは違うのは好ましくない』でくくられてしまうと、
いつか、息苦しさ&窮屈さを感じるかな・・・

国によって本当に様々ですね。

Edit | 2012.06.04(Mon) 18:40:05

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