和歌を英語で(1)
2013.01.06 Sun



和歌を英語で(1)
今日は、夏休みのころに書いた、
新渡戸稲造(にとべいなぞう)博士の「武士道」の話の続きです。
前の話をまだ読んでない方は、こちらをどうぞ。



英語でこんな風に書いてあるのを見つけた。

“Isles of blest Japan!
Should your Yamato spirit
Strangers seek to scan,
Say-scenting morn’s sunlit air,
Blows the cherry wild and fair!”

これは、和歌。
新渡戸稲造博士が「武士道 BUSHIDO: THE SOUL OF JAPAN」の中で、和歌を英語に訳されたところです(新渡戸稲造博士の書かれた原文は、英語です)。






















敷島の大和心を人問はば
朝日に匂う山桜花
本居宣長(もとおり のりなが)
和歌を英語であらわすのは、とても難しいです。






和歌も俳句(はいく)も、日本語は、すばらしいなあって思いました。

俳句については、こちらに書いてあります。
カナダの小学校で、俳句について習ったことがあります。


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新渡戸稲造先生の「武士道」(1900年出版)って、100年以上たった今でも、大人気。不朽(ふきゅう)の名著だなって思う。
出版された1900年当時の米国大統領セオドア・ルーズベルトは、読み終わった後、とても感激し、「この本を読んで、はじめて日本人の徳性を知った。...また、5人の子ども達にも、一冊ずつ与え、日常熟読して日本人のように高尚で優美な性格と誠実剛毅(せいじつごうき)な精神を涵養(かんよう)すべしと申しつけた」そうだ。
Theodore Roosevelt, we are told, was so enamored by Bushido that he bought 60 copies to distribute to family and friends. ("The Journal of Japanese Studies" F.G. Notehelfer, University of California, Los Angeles から)
セオドア・ルーズベルト大統領は、「武士道(新渡戸稲造著)」に深く魅了(みりょう)されたため、家族や友人らに配るため、60冊も買い求めたと言われている。
そして、ルーズベルト大統領は、日露戦争終結(1905年)のときに、ハーバード大学で同窓だった金子堅太郎(初代総理伊藤博文の秘書官)から日露講和条約の調停役を頼まれると、「私は貴国のことはよく知らないが、“ブシドー”はよく知っている。あの崇高なる精神を持った国ならば、およばずながら協力したい」とこころよくその役を引き受けたそうだ(「武士道」IBCパブリッシングから)。
この本が世界に与えた影響は、ものすごいものがあるんだなって思った。
(夏に、ブログに書いたところから一部引用しました。こちらは全文です。

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