謎のサンタ現る-サンタが街にやって来る

2012.12.22 Sat

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謎のサンタ現る-サンタが街にやって来る

サンタが街(まち)にやって来る
この時期になると、サンタが街(まち)にやって来る。モールなどにサンタ用スペースができて、サンタといっしょに写真を取るというイベントが行われる。
僕も、カナダに来て間もないころ(6歳のころだったと思う)、イベントに参加して、サンタといっしょに記念写真を撮った。そのとき、不思議なことがあった。

謎(なぞ)のサンタ現る
モールで列に並んだ。僕の番が来た。サンタは僕をひざにのっけてすぐに僕の名前を呼んだ。僕は、名乗(なの)ってなかったのに・・・。そのサンタは、僕が空手をやってること(帯の色とかまで)やピアノを習ってることを(練習している曲までも)知ってて、「いつもよくがんばってるね!」ってほめてくれた。僕、何も話してないのに。それに学校でのできごとや、僕の友達の名前まで知ってたんだ。(親は、僕とサンタの声が聞こえないくらい離れたところにいた。それに、サンタと親が話をするチャンスは全くなかった。)

「ありえない?こいつは本物か?」・・・僕はじっとサンタを見つめた。

でも・・・どう見ても、髭(ひげ)がニセモノっぽく見えた。

「本物なのか?それとも、サンタのふりをした超能力者なのか?」

なんか怪(あや)しいと思った僕は、そのサンタに、「そりを引くトナカイの名前を教えて?」と言ってテストしてみた。そのサンタは、おじいちゃんらしくちょっと思い出すようなしぐさをしてから、「Dasher, Dancer, Prancer, Vixen, Comet, Cupid, Donner, Blitzen, and Rudolph」って答えた。正解だ 大人はけっこう覚えてないから、ニセモノだったら答えられない可能性が高い。

そこで、そのサンタにクリスマスプレゼントで欲しいもの(レゴのおもちゃ)を頼んでみた。
さて、その年のクリスマス。サンタに頼んだレゴのおもちゃが、ちゃんとツリーの下に置いてあった。僕はそのサンタにしか、ほしいプレゼントのことを話してなかったのに・・・。翌年も同じ。

・・・謎(なぞ)は深まるばかり。


僕はGrade 4くらいまでマジに信じてた。 もうちょっと正確に言うと、絶対に否定しちゃいけない雰囲気(ふんいき)が街(まち)全体をおおってて、ちょっとくらい怪(あや)しくても、あまり突っ込んではいけない感じなんだ。街ぐるみというか、国ぐるみというか。映画も本もそう。煙突(えんとつ)からしのびこんできたサンタと話をしたことがあるって証言したカナダ人おばさんもいたし。

先生に言われてサンタに手紙も出した。宛先(あてさき)は、Dear Santa  North Poleって書けばいい。ポストに入れた。ちゃんと返事が来た。

NORAD (North American Aerospace Defense Command 北アメリカ航空宇宙防衛司令部)は、「Tracks Santaサンタ追跡(ついせき)」をやってて、リアルタイムでサンタがどこにいるのか見られるようにしてくれてる。

NORAD の Tracks Santa サンタ追跡(ついせき)はこちら。
NORAD Tracks Santa
(クリスマスイブからアクセスして見ると、おもしろいですよ~英語の勉強にもなると思います。)

ところが、ある時、(Grade 4くらいだったかな)、学校でクラスメイトのトレイが、「サンタの正体がわかったぜ!」って、タブーを破って口にしたもんだから大変。大論争になった。 オランダ系カナダ人のスベンは、「ふつうのサンタだけじゃなくて、ダッチ・サンタも、まちがいなくいる!」っていう変わった説を言い出した。ん?そいつは初耳(はつみみ)だ。僕は、「えっ?俺んちには、ダッチサンタ来ないぜ!」って言ったら、「そりゃ、翔がオランダ人じゃないからだろ。」って言われた。うーん。。。。そ、そういうことなのか。ダッチサンタは、ふつうのサンタとは別の日に来るんだって。靴下(くつした)じゃなくて、靴(くつ)を、暖炉(だんろ)の前に置いとかないといけないんだって。

そもそも物理的に不可能だとか、いやサンタは時間を止めることができるとか。第一、目撃者(もくげきしゃ)がいるじゃないかとか、その人はドロボウを見たにちがいないとか、お金は盗(と)られてないぞとか。暖炉(だんろ)の前に置いたクッキーとミルクはなくなっててニンジンは半分だけかじられてたぞとか。いややっぱり科学的じゃないだろとか。いない派が優勢(ゆうせい)になったかと思うと、先生は「いる!」って断言してたぞ、なんて言い出すヤツもいるもんだから、さらに盛り上がる。。。結局、意見が一致しないまま終わりになった。

カナダでは、こういうことを否定するのは「悪い人」ということになるので、ご注意を。

さて、最初に書いた、謎サンタの真相
なんとそのサンタは、目立たないワイヤレスイヤホンと超小型マイクを身につけてたらしい。まるでスパイ!離れたところにいる受付のおじさんも、これまたスパイが使いそうな(?)腕時計型(うでどけいがた)マイクとイヤホンをつけてたらしい。で、必要な情報を親から聞き出しスパイ用品(?)を使ってサンタに伝えたり、サンタと僕の会話を傍受(ぼうじゅ)したりしてたってことが、後でわかった。そこまでやるかあ!って感じですが、そこまでやるのですこの国では。

サンタについては、こちらをどうぞ。
Is He Real? (Virginia’s letter, written in December 1897) “Yes, Virginia, there is a Santa Claus”
8歳のバージニアが1897年12月に書いた手紙とThe (New York) Sunの記者が書いた返事を「聞く」ことができます。これ、北米ではみんな知ってる有名な話です。

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