Bではじまる悪い言葉(1)
2013.06.06 Thu



Bではじまる悪い言葉(1)
以前、悪い言葉(英語)について書きました。
こちらです。

今日の話は、その続きです。

はじめまして。英語学習中(高2)なので、とてもためになります♫
N-word、違うかもしれませんが...わかります。アジアにはない言葉で、現在はBから始まる(swearではない扱い)のが主流の言葉でしょうか?
春休み中に読むように言われた1959年くらいにアメリカで発表されたジャーナル形式の本の主題がこれで、初めてした。
私の周りにはswear wordsが飛び交っているのですが、これだけはやっぱり聞かないです。

Bから始まる(swearではない扱い)のが主流の言葉


もし、そうなら、返事は、YES です。

「boyが、なぜいけない言葉としてあつかわれる?」って思う方も多いと思うので・・・。
もちろん、boy は、「男の子」っていう意味の、普通の言葉です。いわゆるB-wordじゃないです。ただ、普通に使えば問題ない言葉であっても、使い方しだいで、悪い意味にもなるってことなんだと思います。
Five Terms You Might Not Know Are Considered Racist
に、紹介されているので、下に、一部引用しておきます。
Boy
In most situations, the word "boy" is not a problem. Used to describe an African American man, however, the word is troublesome. That's because whites routinely described black men as boys to suggest that they were not on equal footing with them.
Both during and after slavery, African Americans weren't viewed as full-fledged people but as mentally, physically and spiritually inferior beings to whites. Calling black men "boys" was one way to express the racist ideologies of yesteryear.
Despite its widespread use as a racial putdown, the U.S. Court of Appeals recently decided that "boy" cannot be considered a racial slur unless it's prefaced with a racial marker such as "black." This decision has sparked controversy, considering that whites typically didn't call African American "black boys" during Jim Crow, but simply "boys." But the good news, according to Prerna Lal of Change.org, is that the U.S. Supreme Court "ruled on an appeal for the same case that the use of the word 'boy' on its own is not enough evidence of racial animus, but that the word is also not benign." That means the court is willing to consider the context in which "boy" is used to determine if it's being uttered as a racial epithet.
boy 以外の四単語についても、こちらのウエブサイトに書いてあります。


小学生くらいの男の子のグループに向かって、お母さん達が、「Boys!(男の子たち!)」って話しかけることはよくある。個別に呼ぶんじゃなくて、グループ全体に話しかけるとき。これは、普通。
それと、男の子達に向かって、「Boys!」じゃなくて、「Gentlemen!」って呼びかけることも、たまにある。これは、全然、Gentlemen じゃない行動をしてるときに(うるさくさわいだりしてるときに)使われる。叱(しか)る代わりに言う。「Gentlemen! 紳士諸君(しんししょくん)!」と話しかけることで、Gentlemen(紳士達)だったら、そんな悪い行動はしないよ、といさめる。本当は、Boys(男の子達)なのに、あえて、Gentlemen(紳士達)という、実際より「格上」の言葉で呼びかけることによって、背筋(せすじ)をピリッと伸ばさせ、行動を改めさせるために使ったりすることがあるってわけだ。
これに対して、Full Grown Men (大人の男の人達)を、「Boy」とか、「Boys」って呼ぶのは、「子ども扱い」っていうか、「格下扱い」したことになる。でも、女の人が、自分の夫や息子たち、あるいは、自分の夫や夫の友達らに向かって、まとめて、「Boys!」と呼びかけても、全然問題はないし、これは、結構よくある。その他、上下関係が厳しいところで、年上のボスが、若い部下達をまとめて、「Boys!」って呼ぶことも、あったりすると思う。
そういう場面じゃなくて、特定の人種(白人)の男から、同世代の特定の人種(黒人)の男に向けて、「Boy」って言葉を使うとなると、問題となりうるってことだと思う。過去に、その言葉を、「一人前じゃない、半人前のヤツラ」と馬鹿する意味で使ってきた歴史があるから。だから、使い方次第で、人種差別用語になりうるってことだと思う。ちなみに、上の英文にも書かれてるけど、実際のところ、わざわざ、Black Boys っていう風に言葉を長くして特定して言う人はいないと思う。それと、すごく悪い人の場合、N-Wordを使うような気もする。直接の知り合いがそういう悪い言葉を僕の前で使ったことは、一度もない。でも、たぶん、まだ、完全に過去のものとなった話じゃないって思う。


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Comment
翔 >>URL
Re: タイトルなし
にあ さんへ
> なるほど!
> 通常だと どういう言い回しなんでしょう?
よくあるのは、友だちのうちに遊びに行ったとき、友達のお母さんが、Boysってまとめて使ったりします。たとえば、友だちのお母さんがスナック(おやつ)を用意してくれたりしてて、友だちと僕はちょっと離れたところで遊んでいるときに、「Boys! It's snack time!」(男の子達、おやつの時間ですよ)って、声をかけたりするってことが、よくあります。(^^)
> 語学って難しいですねぇ
はい。何でも、難しいです(^^;)
> なるほど!
> 通常だと どういう言い回しなんでしょう?
よくあるのは、友だちのうちに遊びに行ったとき、友達のお母さんが、Boysってまとめて使ったりします。たとえば、友だちのお母さんがスナック(おやつ)を用意してくれたりしてて、友だちと僕はちょっと離れたところで遊んでいるときに、「Boys! It's snack time!」(男の子達、おやつの時間ですよ)って、声をかけたりするってことが、よくあります。(^^)
> 語学って難しいですねぇ
はい。何でも、難しいです(^^;)
Edit | 2013.06.06(Thu) 14:39:07