Swear Words (悪い言葉)はどこで覚える?
2012.03.19 Mon
Swear Words 悪い言葉 は、どこで覚える?学校には、掟(おきて)ってもんがある。
特に、ルールとしてどこかに書かれていなくても、
だれもが、守らなくっちゃいけない。
「ふぶんりつ (不文律)」 っていうヤツだ。
その一つが、
「Swear Words を言わない」 ってこと。
とはいうものの、
「掟(おきて)」ってもんは、どうやら、破(やぶ)るためあるらしい。

まあ、僕は、一度も、使ったことないけどね。



こんなデータがある。


"A toddler's favorite words"
「ちっちゃい子供の大好きな言葉」
50%が No イヤ
で、
残りの50%が、Swear Words 悪い言葉 だって、このグラフは言っている。


たしかに、この赤ちゃん、”No~


こんなグラフもあった。


"First words you learn in a foreign language"
「外国語で、最初に覚える言葉は、何か?」
ほとんどが、Swear Words 悪い言葉 だって、このグラフは言っている。



いったい、僕たち子供は、どこで、悪い言葉 を覚えるのか?



外国語として英語を覚える場合、どうやって、悪い言葉 を身につけるのか?



僕の場合は、どうだったのかについて、思い出してみる。
だから、ちょっと昔(むかし)の話になる。
記憶があいまいなところもあるんだけれど、思い出せる範囲(はんい)で、書いてみる。
僕が、最初、カナダに来たとき、
つまり、5歳のとき、
僕は、Swear Words 悪い言葉 は、一つも知らなかった。
じゃあ、カナダに来て、すぐに 悪い言葉 を覚えたのか? っていうと、
・・・・・・そうでもない。
僕の親は、Swear Words は使わないし、
僕の5歳や6歳の頃のカナダ人の友達も、Swear Words は、使わない子供たちだった。
(みんな、ごく普通のカナダ人。)
小学校では、「悪い言葉を使っては、いけないですよ。」って、先生たちに、言われてた・・・ように思う。
僕は、気づいてなかったけど、
もしかしたら、僕の知らないところで、実際に、悪い言葉を使っていた、primary 低学年 の子供たちが、
いたのかもしれない。
それで先生たちが注意したりしてるのを、聞きかじりながら、
言ってはいけない言葉があるんだなってことを、知ったのかもしれない。
そういう 悪い言葉 には、まるで、暗号

変な名前 がつけられていた。
F-word、S-word、B-word、A-word、H-word っていうような具合(ぐあい)に。
頭文字(かしらもじ)だけで、呼ぶんだ。
でも、僕と僕の友達たちは、
何が F-word で、 何が S-word で、 何が B-word で、 何が A-word で、 何が H-word なのか
悪い言葉の「正体

何がなんだか、よくわかってなかった・・・・と思う。





よく覚えていないんだけれど、あれは、たしか、Grade 1 (小学校一年生) くらいのころだったかなあ?
「言ってはいけない S-word」って、なんだろう?
stupid かなあ? それとも、 silly かなあ?





と、他の子たちと、話になったことがあったように覚えてる。
(あ、今、これ読んでるみんなは知ってると思うけれど、それは、まちがいですよー!)
あとになってわかったんだけれど、5歳や6歳でも、バリバリに、悪い言葉を使う子供たちもたくさんいるらしい。
でも、僕たちは、そうではなかった。子供によって、そのへん、かなり、ちがうんだと思う。
「H-word」 は、・・・・・・まあ、そうはいっても、わりあい簡単に・・・・・、みんなで、想像がついた。
これは、使い方をまちがえなければ、学校でも許される言葉で、聞いたことがある単語だったから、
すぐに気づいたんだと思う。
つまり、
”Go to H***!” のように、ののしるように、言ってはいけないんであって、
例えば、
”Heaven and Hell” というように、意味をもって使うなら、許されるってことなんだと思う。
あと、「A-word」 も、まあ、・・・・・・・なんというか・・・・わかった。
で、S と F と B が、
「なぞ」

小学校の低学年のとき、
僕は、お兄ちゃんのいる子、S君と、仲良しになった。
新しい友達が増えたんだ。
考えてみると、(僕もそうなんだけど)、それまでの僕の友達たちは、
偶然(ぐうぜん)なんだけど、お兄ちゃんのいる子が、いなかったんだ。
結局、そのS君っていう、お兄ちゃんのいる子が、ぜ~んぶ、悪い言葉を教えてくれた。
とっても、小さい声 で。
聞いちゃいないのに、ごていねいに、spelling つづり まで、教えてくれた。
さすが、お兄ちゃんのいる子は、悪いことを、よ~く 知ってる。
で、そのとき、S君から、さらに もっと悪い言葉 というのを、教えてもらった。
それは、・・・・・・・・・・・・・N-word
僕は、まったく、わかっていなかった。
その言葉と意味を教えてくれたS君は、白人だった。
N-word は、恐ろし過ぎて、
先生達が、「言ってはいけない言葉」として、口にすることすらできないほどの、
「とてつもなく悪い言葉だ」ってことを説明してくれた。
S君は、小さい声をさらにひそめて、
この N-word だけは、
絶対に、絶対に、、ぜ~~~~ったいに、
どんなことがあっても、
絶対に、絶対に、、ぜ~~~~ったいに、
口にしちゃいけない言葉だぞ!
これを言ったら、
終・わ・り だぞ~!
「なにせ、N は、F より悪いんだからな!」って、
何度も、何度も、念(ねん)を押しながら、教えてくれた。
ふだんは、大きな声でしゃべるS君だけど、
そのときの小声ぶりといったら、
まるで、
Harry Potter ハリー・ポッター で、
Hagrid ハグリッド が、Harry ハリー に、
”Voldemort” 「ヴォルデモート」
っていう言葉を、教えるときみたいだった。
そういえば、
先生たちが、「N-word を言ってはいけません。」 っていうふうに、注意しているのを聞いたことは、
一度もない。
それは、密室(みっしつ)でないと、
「言ってはいけません」 ってことさえ、言えないほどの、
禁句中 の 禁句(きんく) ってことなのかもしれないし、
子供たちも、さすがに、そこまで悪い言葉は、使わない
から、「注意の必要がない」ってことなのかもしれない。
その言葉 は、たぶん、とても根が深くて、
単なる悪い言葉 とか
冗談(じょうだん)ですまされる言葉 とかいうものとは、
質(しつ)が、ちがう ってことなんだと思う。
とまあ、悪い言葉 を知らなかった僕たちも、
学校で、お兄ちゃんのいるS君から、教えてもらって、ひととおり、わかるようになった。
それが、小学校低学年のころのことかな。
その後は、ハリウッド映画 を見たりするようになって、
だんだん、もっと、わかってきた。
こっちのテレビ番組で 子供が見るようなもの、
例えば、Discovery Channel (ディスカバリー・チャンネル) とかだと、
”What's the ****!”
「ありゃ、なんだあ?!」
って言ったりするときに、 **** のところに、たぶん、Fからはじまる暗号言葉 が入るんだと思うけど、
この **** っていうところに、かぶせるように、
ピー
っていう音が入っていて、聞こえないようになってる。
でも、映画はそうじゃないから、映画を見るようになると、だんだん、わかってくる。
それと、小学校高学年になってからは、
実際に、学校で、みんなの前で、Swear Words を言う子が、出てきた。
もちろん、そういうことは、
学校の不文律(ふぶんりつ)
に反しているから、
すぐに、
オフィス送り にされて、
親呼び されちゃうんだけどね。



オフィス送りっていうのは、 (僕の小学校の場合)、
Vice Principal 副校長先生 の部屋に、悪いことをした子供が連れて行かれて、
そこで、お説教 されたり、反省文 を書かされたりする、まあ、penalty 罰 (ばつ)のこと です。
長くなったので、今日は、ここまでにします。
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Category: 小学校生活
Comment
翔 >>URL
Re: タイトルなし
sho-ko さんへ
> はじめまして。英語学習中(高2)なので、とてもためになります♫
はじめまして。コメントありがとうございます。返事が遅くなってすみません。
> N-word、違うかもしれませんが...わかります。アジアにはない言葉で、現在はBから始まる(swearではない扱い)のが主流の言葉でしょうか?
本文の方に書いてみました。(^^)/
> はじめまして。英語学習中(高2)なので、とてもためになります♫
はじめまして。コメントありがとうございます。返事が遅くなってすみません。
> N-word、違うかもしれませんが...わかります。アジアにはない言葉で、現在はBから始まる(swearではない扱い)のが主流の言葉でしょうか?
本文の方に書いてみました。(^^)/
Edit | 2013.06.06(Thu) 11:25:24
sho-ko >>URL
はじめまして。英語学習中(高2)なので、とてもためになります♫
N-word、違うかもしれませんが...わかります。アジアにはない言葉で、現在はBから始まる(swearではない扱い)のが主流の言葉でしょうか?
春休み中に読むように言われた1959年くらいにアメリカで発表されたジャーナル形式の本の主題がこれで、初めてした。
私の周りにはswear wordsが飛び交っているのですが、これだけはやっぱり聞かないです。
N-word、違うかもしれませんが...わかります。アジアにはない言葉で、現在はBから始まる(swearではない扱い)のが主流の言葉でしょうか?
春休み中に読むように言われた1959年くらいにアメリカで発表されたジャーナル形式の本の主題がこれで、初めてした。
私の周りにはswear wordsが飛び交っているのですが、これだけはやっぱり聞かないです。
Edit | 2013.06.02(Sun) 07:01:28
翔 >>URL
Re: タイトルなし
Sakasayoさんへ
こんにちは。
> 日本人でも、赤ちゃんが最初に覚えるのは「ママ」と、「いやいや」ですよね
> 否定語の方がいいやすいのかな?
なるほど~。
> それから、言ってはいけない言葉・・・特に男子は大好きで、にやにやしながら言いますよ
> 大人が叱ると、余計におもしろがって言ったりしますね
> 悪い物は密の味がするんですよぉ、きっと・・・
ほぇ~~~~~
lele.mamaさんへ
こんにちは。
> F-word、S-word、B-word、A-word、H-wordって、頭文字だけにするほどダメな言葉。。。うーん。わかんないなぁ(・∀・)
あわわわわ。。。。僕、絶対にいえないです~!
(あ、でも、Hだけは、エントリーの文章中に書きましたよ~。)
> 日本の幼児たちは、う○ち、お○らとか、お下品な言葉が大好きだけど(笑)
ああ、似てますね。SとAは、そんな感じです。
こんにちは。
> 日本人でも、赤ちゃんが最初に覚えるのは「ママ」と、「いやいや」ですよね
> 否定語の方がいいやすいのかな?
なるほど~。
> それから、言ってはいけない言葉・・・特に男子は大好きで、にやにやしながら言いますよ
> 大人が叱ると、余計におもしろがって言ったりしますね
> 悪い物は密の味がするんですよぉ、きっと・・・
ほぇ~~~~~

lele.mamaさんへ
こんにちは。
> F-word、S-word、B-word、A-word、H-wordって、頭文字だけにするほどダメな言葉。。。うーん。わかんないなぁ(・∀・)
あわわわわ。。。。僕、絶対にいえないです~!

(あ、でも、Hだけは、エントリーの文章中に書きましたよ~。)
> 日本の幼児たちは、う○ち、お○らとか、お下品な言葉が大好きだけど(笑)
ああ、似てますね。SとAは、そんな感じです。

Edit | 2012.03.22(Thu) 14:23:03