フランス語-マギル大学からの増額支援(2)
2014.04.05 Sat



マギル大学からの増額支援(2)
ーフランス語-
前からの続き。前の話は、


マギル大学の講義は英語。でも、マギル大学があるモントリオールはフランス語圏、北米のパリと呼ばれる都だ。モントリオールはケベック州最大の都市であり、ケベック州(州都はケベック・シティ)の公用語はフランス語。モントリオールには英語がわかる人も多いはずだけど、フランス語母国語人は人口の約6割。だから大学内は別にして、モントリオールの町中だったら、フランス語が話せるかどうかで、あつかいがだいぶちがうだろうなって思う。

ケベコワ(ケベック出身のフランス語を母国語とする人)じゃないけど、

他のプロビンス(州)は英語が主流。一口にカナダと言っても、フランス語が公用語のケベックと他のプロビンスではいろいろ勝手がちがう。ケベックは、メイプルシ ロップの産地として有名。また、モントリオールは、とても美しい町として知られている。美しい町モントリオールにあるマギル大学には、世界中から優秀な学生が集まってくる。カナダのハーバードとして世界中の学生達をひきつけている。
そんなマギル大学でサバイバルするために、フランス語は必要か?僕程度のフランス語力で本当にだいじょうぶか?僕のフランス語は、Grade 10(高校1年)でやったのが最後。成績はA評価で93%。僕のアカデミック科目の中では、最低最悪の数字だけど・・・客観的には、まあ悪くない。でも、レベルはGrade 10どまり。しかも、「外国語」として習ったフランス語だ。カナダには、フランス語と英語のバイリンガル(どっちも同じくらいぺらぺらの人たち。両方が母国語レベルという人たち)が、うじゃうじゃいる。そういう人たちから見たら、僕のフランス語は・・・・ゼロに等しい。

マギル大学の入学条件に、フランス語ができることっていうのはない。講義は英語だ。大学のウエブサイトには、フランス語を母国語とする学生は全体の18%、英語を母国語とする学生は50%、その他の言語を母国語とする学生が32%と書かれている。

これを見ると、英語ができればだいじょうぶって感じる。でも、この「英語を母国語とする学生」という表現はクセモノだ。カナダには、英語を母国語としつつも、フランス語もぺらぺらという学生(バイリンガル)がたくさんいるからだ。問題のポイントは、どの言語が母国語かってことじゃなくて、あまりフランス語が話せなくても、いろいろな意味で(大学の勉強だけじゃなくて、人間関係もふくめて)だいじょうぶか?ってことだ。ふだん英語で会話してて、完全なカナダ人英語を話すから、英語モノリンガル(英語だけ話す人)だと思いこんでいたら、何かの拍子(ひょうし)にフランス語の話になり、「ああ、フランス語もわかるよ。」となって、ぺらぺらの母国語レベルのフランス語を披露(ひろう)されるってこと、何度も経験しているのだ。


この点、実際に、マギル大学の僕の志望と同じサイエンス学部に行った先輩達の話が参考になる(その他、合格者には、ウエブ上で、マギル大学の学生達と話をするっていう企画もあるから、そこで聞くっていうこともできると思う)。実際のところ、マギル大学のサイエンスに行った僕の先輩達は、特にフラン ス語が得意な人達ではなかった。普通の英語人だった。それでも、マギル大学でちゃんとサバイバルできている。そのうちの一人は、英語と別の言語のバイリンガルで、彼女にとってフランス語は(僕と同じく)第三言語っていう先輩だ。「フランス語はできた方がいいけど、できなくても何とかなるよ。」って言われた。
僕の学校に来てくれたマギル大学のリクルーターは、本人もマギル大を卒業した英語人。ケベック出身ではなかった。彼女は、「マギルに来るにあたって、フランス語ができる必要は全くありません!フランス語ができなくても、全く心配ないです!だいじょうぶ!






つづく。




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Category: 「大学」に向けて
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Comment
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Re: No title
のんき さんへ
> これまでの努力が認められて嬉しいね。
どうもありがとうございます。とてもうれしいです。
> でも、まだまだ夢の途中だと思うので、これまでどおり、楽しくいろんなことに目を向けて私たちに新しい世界を教えてくださいね。
はい。がんばります。(^^)
> これまでの努力が認められて嬉しいね。
どうもありがとうございます。とてもうれしいです。
> でも、まだまだ夢の途中だと思うので、これまでどおり、楽しくいろんなことに目を向けて私たちに新しい世界を教えてくださいね。
はい。がんばります。(^^)
Edit | 2014.04.06(Sun) 11:42:13