フィールド・トリップ

2015.04.08 Wed

 ブログランキングならblogram にほんブログ村 教育ブログ 海外教育へ

フィールド・トリップ

ちょっと前の土曜日、フィールド・トリップ(Field Trip)に行った。
フィールド・トリップというのは、まあ、遠足みたいなもの。

大学のBiology(生物)の授業の一部。
教授もTA(ティーチング・アシスタントの大学院生)も学生達も、全員参加。
もちろん、出席もとる。

少し大学から遠い場所だったので、みんなで黄色の大きなスクールバスで行った。小学校やハイスクールのときみたい。でも大学生なので、自分で車を運転して現地集合した人達もいた。そういうのも、もちろんOK。僕はまだ15歳で車の運転ができないから、スクールバス組。免許を持っていても、車を持っていない人もいる。そういう人達もスクールバス組。

で、このフィールド・トリップは、Introduced Species (外来種)の中のInvasive Species (ドンドン増えて生態系のバランスを崩す種)について大学で習ったことを「体感する!」ためのもの。と同時に、ボランティア活動でもある。「公園の雑草取り」的な活動だから。

もっとも、「公園の雑草取り」と言ってしまうと、イメージが、かなり違う。
まず、「公園」というより、「大自然」って感じの場所。次に、「雑草」が、普通じゃなくて、スーパー手強いヤツだ。English Ivy(イングリッシュ・アイビー)と呼ばれるツタなんだけど、これが、すごく長くて、あちこちに絡まっている上、根っこがとても強くて簡単には引き抜けない。手袋をした手で引っ張るんだけれど、腕の力だけでは取れないくらい長くて強力。だから、身体にツタをグルグル巻き付けるようにして、全身の力を利用して巻き取っていく。

足もとは、乾いた土じゃなくて、ドロドロしていた。くつ、ズボン、ジャケット全部泥まみれになりながらの労働。

休憩時間には、お弁当を食べたほか、差し入れもあって、飲み物やフルーツやお菓子がもらえた。みんなで楽しく過ごした休憩時間をはさんで、また、労働、労働、労働!ん?体感学習って言うべきか。
(学生やTAだけじゃなく、教授も一緒に労働した。・・・っていうか、教授の労働時間が一番長い。教授は、土曜日だけじゃなく日曜日も、日曜日担当の学生達と一緒に働く。)

僕は、土曜日担当グループ。土曜日の段階では、やってもやっても残ってて、一体、どんだけあるんだ!という感じだった。でも、働きに働いた。少しは役に立ったかな?

こういったInvasive Species(インベイシブ・スピーシイズ)を放置すると、その森が、その種で占領されてしまう。English Ivy(イングリッシュ・アイビー)ばかりとなって、生態系のバランスを崩す。他の種が生きていけなくなってしまう。そうなる前にイングリッシュ・アイビーを取り除かないといけない。

というわけで、フィールド・トリップでは、English Ivyと挌闘してました。



すごく単純に説明すると:

Q
 自然はとてもうまく調和的にできているはずなのに、なぜこうなった?
―犯人は、人間

もともと、カナダには、English Ivy(イングリッシュ・アイビー、ツタの一種)は、なかった。でも、人間によって、外国から持ち込まれた。そしたら、異常繁殖してしまった。

Q なぜ、異常繁殖してしまうのか?
―簡単に言っちゃうと、そこに、その種にとっての天敵がいないから。

自然は調和している。ところが、そこに突然、天敵のいない外来種がやってくると、バランスが崩れてしまう。

Q 
じゃあ、天敵も一緒に連れて来たら、Invasive Speciesを退治できるんじゃないの?
―そう単純ではない。

外国で、うまくいったケースもあるけれど、失敗して状況が悪化してしまったケースもある。
(別のあるInvasive Speciesのケースで、その天敵であるカエルを連れてきたっていう例がある。ある国では成功した。でも、別の国では、そのカエルが他のNative Species(もともとの在来種)にまで悪影響を及ぼしてしまい、状況が悪化してしまった。)



ちなみに、English Ivy(イングリッシュ・アイビー)というのは、こういうヤツです。
ポットの中に入っている分には、こんな風に、とてもキレイなんだけど・・・。
English Ivy 1
English Ivy Potted Plantから)

外に出ると、こんな風に繁殖してしまって。ヤバいっす!ヤバ過ぎ!
English Ivy 2
他の植物だけでなく、鳥や動物にも悪影響があります。    
http://www.soundforest.orgのInvasive Alert!!!から)      
アメリカでも同じ問題があるそうです。これは、アメリカの記事写真です。
                                                         
Weed Alert!

Serious weeds are overcoming our neighborhoods and forests. Two of the most serious plant pests in Oregon are rapidly becoming our most common plants: English ivy and Clematis Vitalba. If you have vines rapidly overtaking your tree, hedge, house, or shrubbery (and seeding readily in your yard, and in the neighborhood), then they are almost certainly these pests.

These vines are the most destructive plants ever introduced to Western North America and are capable of destroying all herbs, trees, and shrubs in our area. That is to say that if left alone, they kill every other plant. It simply is not safe to have them on your property. ・・・・・ They are immune to our native insects and provide little or no food for wildlife. Ivy is actually poisonous to most animals. As our forests continue to be overrun by these invasives, there will be nothing for deer and other wildlife to browse. Both plants climb trees and kill them, and then make such a dense mat of vegetation on the ground that no native plants can ever re-colonize the site again in the future. ・・・・
つづきはこちらhttp://www.soundforest.org

クリックもらえると、すごくうれしいです!  
               
 ブログランキングならblogram にほんブログ村 教育ブログ 海外教育へ
Related Entries

Category: 大学生活

Edit | Permanent Link | Comment(0) | Trackback(-)

PageTop↑

Comment

Comment Form


お知らせ

僕の本が出ました。いつも応援ありがとうございます。これからも頑張ります!「ザ・ギフティッド」  

お知らせ2

この本には、僕のコラムもあります。 「9歳までに地頭を鍛える!37の秘訣」

プロフィール

大川翔

Author:大川翔
2014年6月、14歳でカナダの公立高校卒業(数学は4学年:AP Calculus 評価5、他は3学年飛び級)。同年9月に大学入学。2015年1月、カナダ政府からカナダ総督アカデミック・メダル賞を受賞。同年4月、大学1年終了。2016年4月、大学2年修了。同年9月からは、大学3年生。

0歳から5歳まで日本の保育園で育ち、5歳半の時に、両親の仕事の都合でカナダに来ました。時々、日本に帰国してます。僕の『極楽カナダ生活』をブログに記そうと思います。

全記事表示リンク

Comments+Trackback

Comments<>+-
Trackback <> + -

メッセージ

このブログはリンクフリーです。リンクはご自由にどうぞ。

Blog Ranking

ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキングならblogram

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

メールはこちらへ

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR