中学・高校の社会の勉強

2015.12.28 Mon

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中学・高校の社会の勉強

カナダでの中学・高校の社会の勉強について、質問をもらいました。返事がおそくなって、すみません。できるだけ多くの人の役立つよう、より一般的な形にして回答してみます。

Q 「教科書以外に、何を参考にしたらいいですか?」

僕の知ってる範囲でも、日本とカナダはかなりちがう。

たとえば、日本の教科書はわりと薄くて小さい。カナダの教科書は分厚くて、サイズがデカい。イメージで言うと、カナダの教科書は、図鑑とか百科事典というくらいにデカくて、ずっしりと重い。「日本の教科書+参考書+問題集=カナダの教科書」って感じ。

それと、日本の本屋で、中学・高校用の参考書や問題集をたくさん売ってるのを見たけれど、カナダでは、そういうのは、あまり売ってない。

だから、感覚がちがうのかもしれないんだけれど、
「教科書以外に何をやったらいいのか?」を考えるよりも、「まずは、きちんと、教科書を読むこと」が大事だと思う。そして、授業をよく聞いて、先生にどんどん質問に行くこと宿題をちゃんとやること。たぶん、それだけでも、へとへとになるくらいの量だと思う。

でも、心配な気持ちはわかる。英語が母国語じゃない人間にとって、理系科目より、英語や社会が大変なのは当然だ。

それと、社会の場合、英語力の問題だけじゃない。カナダ人の親のもと、カナダで育っていれば、いつの間にか身についている知識が、留学生の場合、欠けてたりする。僕もそう。

僕の経験を書く。こんなことがあった。
12歳の時だったかな。ある日、ニュースで、ジャスティン・トルドー(現在のカナダの首相)の名前を知った。有名な政治家だってことは、そのときの報道から感じられた。でも、僕はまだ子どもで、それ以上は、よくわからなかった。ただ、トルドーという名前に、強い引っかかりを感じた。というのも、そのころ僕は高校1年で、「社会10」と呼ばれる科目を勉強していて、カナダの歴代首相の名前をおぼえていたからだ。その中に、ピエール・トルドーという名前があり、記憶に残っていた。まさかとは思ったんだけれど、何かピンときて、(ひょっとして関係ある?って思って)、自分で調べてみた。そしたら、「親子だった!」 

二人が親子だってこと、僕はそのとき初めて知った。でも、あとでわかったんだけど、カナダ人にとって、ピエール・トルドーと、ジャスティン・トルドーが親子だってことは、いわば常識。だから、カナダ人の高校1年だったら、(ジャスティン・トルドーが首相となった今では、もちろんだけれど、3~4年前だって)、二人のこと、勉強する前から何となく知ってても、不思議じゃない。

だけど僕は、自分で調べるまで、知らなかった。その代わりと言ってはなんだけど、僕は、たとえば、源頼朝と源義経が母親はちがうけれど兄弟だってことや、源為朝が彼らの叔父にあたるってことは、知ってた。たぶん、ほとんどのカナダ人は、こういうことは知らない(常に例外はある。源為朝のことにくわしいカナダ人空手家に会ったことがあるので、全部のカナダ人って言うことはできないけど)

つまり、中学・高校の社会の勉強をはじめる前から、何となく常識として知ってる知識が、ちがう。だから、その分、うんとがんばって、必要な知識を身につけないといけない。


それと、高校の社会の場合、
(1) 知識を身につける
だけじゃなくて、
(2) 知識を前提に視点をもって分析するといったエッセイを書くことが必要になる

でもまあ、がんばってれば、何とかなったりする!

(英語人でも、自然にエッセイを書くのが得意になるわけじゃない。それに、カナダ人の親がいても、高校の社会の範囲は広い。けっきょく、自分で勉強するしかないのは、同じ。)

僕のアドバイスとしては、
1.教科書をしっかり読む。 
(ものによっては、メモノートを作ってもいいと思う。あまりやり過ぎると、時間足りなくなるから、注意が必要だけど)
2.授業をよく聞く。
3.先生に質問する。(内容だけじゃなくて、勉強のやり方もふくめて質問する)
4.宿題をきちんとやる。(プロジェクトや、エッセイ書きなどがあるから、いろいろ図書館やネットで調べることも多いと思う。宿題をやることで、エッセイ・ライティングの準備にもなると思う)

それから、
5.ニュース報道を聞いたり・読んだりすることは、プラスになるかも。
6.歴史については、僕は、John GreenYouTubeビデオを少し見た。復習としてザッと流すのにいい。

あと、宿題でたくさんやると思うけど、
7.エッセイ・ライティング
実際に、いろいろ書いてみる!先生に相談するのがおすすめ)

それから、
8.プロビンシャル・イグザムの場合、ウエブサイトに出ている過去の問題をやること。

念のため、僕は、
9.プロビンシャル・イグザムの前に、先生に聞いた問題集も、ざっとやっておいた。(問題集の名前は覚えていないんだけど、そもそも、プロビンシャル用の問題集って、僕が受けた当時、2種類くらいしかなかったんじゃないかな―僕が知らないだけかもしれないけれど) ネットで調べれば、出てくると思う。ただ、まずは、教科書だと思う。

がんばってください 

以前書いたのも、参考になると思うので、こちらも、ぜひ見てください。
カナダ高校社会、統一試験の結果
John Green 早口英語

そのほか、中学・高校時代については、僕のブログの「中学・高校」や「大学に向けて」のところに書いてあります。

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プロフィール

大川翔

Author:大川翔
2014年6月、14歳でカナダの公立高校卒業(数学は4学年:AP Calculus 評価5、他は3学年飛び級)。同年9月に大学入学。2015年1月、カナダ政府からカナダ総督アカデミック・メダル賞を受賞。同年4月、大学1年終了。2016年4月、大学2年修了。同年9月からは、大学3年生。

0歳から5歳まで日本の保育園で育ち、5歳半の時に、両親の仕事の都合でカナダに来ました。時々、日本に帰国してます。僕の『極楽カナダ生活』をブログに記そうと思います。

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