ギフティッド・飛び級(1)
2016.05.23 Mon



ギフティッド・飛び級(1)
ギフティッドや飛び級のことについて、よく聞かれる。また、「カナダで飛び級したい。どうしたらいいか?」という質問も。前にもどこかで答えたかもしれないんだけれど、今回、また聞かれたので、ここに、もう一度、まとめておきます。(他の質問も受けていますが、少しずつ、書いていきます。おそくなってすみません。)


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今だと同じ内容のものが、まだネットで無料で読めます。リンクをたどっていって、プレジデント・オンラインの記事を読んでください。
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それらを読んでいるという前提でポイントだけ書くと、
1 カナダでは、「学年飛び級」は、ないわけじゃないけど、それほど一般的というわけではない。(「科目飛び級」は、学校によるけど、時々ある。)
2 「ギフティッド」認定の方が、よく聞く。
3 「ギフティッド」と「飛び級」は、ちがう話。
4 「勉強ができる生徒」が、「ギフティッド」ということでは、ない。
(「ギフティッド」は、クリエイティブだったり、好きなことをドンドンやるタイプで、世の中を良くしていこうっていう気持ちがある人。高校時代、ギフティッドとは知らずに知り合いになり、後でギフティッド・ミーティングでも出会い、相手もギフティッドだと知ったケースがある。そのとき、「ああ、やっぱりな!」って思った。その人は、「科目飛び級(英語とフランス語の両方)」もしてたけど、そのこと以上に印象的だったのは、ものすごく「ヘルプフル」で、体力面はもちろんメンタル面でも成熟してて、「誰もやらないことでも、自分で考えて、ズンズン前へ進む人」だった。つまり、「ギフティッド」は、「勉強ができる人」という意味では「ない」。)
5 「勉強ができる」からといって、「飛び級」させない(特に、「学年飛び級」)。
(「飛び級」には、向き・不向きがある。向く人は、心と身体が大人なタイプで、上の学年の生徒に混じっても気にしない人。考え方が成熟してて、芸術面もそうだけど、特に運動もできて、上の学年の子たちの中に入っても、体力的にも、大丈夫ってタイプ。僕の場合、ピアノが弾けたことや、空手で大人クラスに長くいた経験なども、「飛び級」判断にプラス評価されたんだと思う。スポーツが上の学年の子なみにできる、体力がある、っていうのも、大事な判断材料になると思う。)
6 「学年」は、国語力(英語力かフランス語力)で決まる
(高校の副校長先生に言われたことです。)
すごく誤解されやすいみたいなんだけど、「学年飛び級」に一番大事なのは、算数や数学の力じゃなくて、「国語力」。

(つづく)
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Category: カナダで飛び級
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